文系大学生の問題解決としてのデザイン

初めまして。同志社大学の経済学部3回生(休学中)に所属しています、水野 直(みずの すぐ)と申します。今回、UX DAYS TOKYOのスタッフに参加するにあたって、簡単な自己紹介をさせていただきたいと思います。

「やりたいことがわからない」いまどきの学生

近頃、ITの発達によって仕事のあり方が変わってきています。そんな中でよく聞くのが「好きなことを仕事にする」というキーワードです。しかし、そもそも「自分のやりたいことがわからない」というのは多くの学生にとっての1つの大きな悩みになっていると思います。実際、僕もその一人です。

 

僕は大学生活で、自分の情熱を持って取り組める「仕事」「夢」を見つけるため、とにかく様々な活動を行なってきました。営業の学生団体を先輩と創設して営業活動したり、プログラミングスクールやフィリピンの短期語学留学に行ったり、スタートアップで働いたり、最近では大学を休学しベトナムのIT企業でインターンしていました。(現在は京都にカムバック)

 

良い意味でも悪い意味でも、様々な活動をしてきました。そんな僕にこれからの人生・キャリアを考える上でヒントを与えてくれたのが、ある日ふと本屋で手に取った「デザインは世界を変える」という1冊の本です。

デザインの本質に気付かされた書籍の出会い

「デザインの本質は問題解決である」

ITに関わる人であれば、誰もが知っている・聞いたことがあることだと思います。この本を読むまでの僕にとっては、デザインは才能ある人、絵を書くのが上手な人が仕事にするものという考えでしたが、本書ではそれを完全に否定しています。

 

資本主義によって、より豊かな生活が実現されていくになる一方で、世界にはまだまだ貧困を抱えた人々がいる。現在のデザインとは、10%の富裕層のためのものであり、その他の90%の人々にとっては何の役にも立っていない、というのが本書の1つのキーワードです。

 

それに当たり紹介されているのが、残り90%の人々の生活を良くするための、ものづくりの事例の数々です。単なるお金の援助ではなく、人々の課題により沿った課題解決です。それはボランティアでもなく、*BOPビジネスとして成り立ち、驚くべきはその市場はまだまだ広がっているのです。これが僕の、問題解決としてのデザインとの出会いでした。

 

(*BOPビジネス – BOPとはBase of the Economic Pyramidの略。途上国のBOP層にとって有益な製品・サービスを提供することで、当該国の生活水準の向上に貢献しつつ、企業の発展も達する持続的なビジネス。)

問題解決のデザインにこだわりたい

The Q-Drum:「デザインは世界を変える」の紹介事例)

貧困国の課題を解決し、それを自分の仕事とすることができるなんて素晴らしい仕事はなかなかありません。誰もが憧れるようなキャリアだと思います。しかし、仮にデザイナーになったとして、そのような活動を行うことができる人は少数かもしれません。ましてや、実際そのような活動に関われるのは一部の成功を納めた人でしょう。

 

デザイナーであれば誰でも知っている有名な「誰のためのデザイン」にもあるように、そもそも、デザインとは誰のものなのでしょうか?デザインはデザイナーだけに求められるものでしょうか?きっとそうではないはずです。

 

デザインは問題解決のための考え方であり、デザインされた「サービス」や「プロダクト」は問題を解決するための手段にすぎません。必要なのはユーザーが抱えている課題を捉え、それをどう解決するかを考えることだと思うのです。そして、手段は時代に応じて変わってくるでしょう。

 

そういった意味を踏まえて”デザインを学ぶ”ということは誰にとっても価値あることだと考えています。また、それを身につけるためには、日々日常に溢れている身近な課題に敏感になり、どう解決して行くかを考え続けることなのだと考えています。

スタッフとして活動していくにあたって

デザインに関することをまだ学び始めたばかりの僕はまだ未熟ですが、今回スタッフとして参加させていただくに当たって、様々なことを学び、記事にしてお伝えできたらと考えています。その際には、サービスを使う1ユーザーとしての視点を大切にすることをモットーにしていきたいと思います。

 

生意気かもしれませんが、世の中にはまだまだ「本当にこれって使いやすいの?「本当に必要なものなの?」「こんなものがあればいいのに!」といった物があるように見えます。そんなサービスの改善が自分でできるようになる!と志しています。”初心の心を忘れず、ユーザーのためのデザイン”について考えていきたいです。

 

皆さんと一緒に学んでいくという姿勢で活動していきますので、よろしくお願いいたします。デザインに興味があるという方や、まだまだこれからデザインを学んで行きたいという方も、一緒に勉強していきましょう。まずは身近な誰かの問題について考えていくことがきっと、よりよい世界に変えていけると僕は信じています。

この記事を書いた人:水野直

京都の大学3年生(1年休学中)。大学生活では、自分の情熱を注げる仕事・夢を見つけるため、1年間営業の学生団体で活動したり、フィリピン留学行ったり、プログランミング勉強したり、ITスタートアップでインターンしたりと様々な活動に取り組んで来ました。デザインの力で身近な誰かの課題を少しでも解決できるような人材になりたいです。