全ての関係者とUX思考を共有したい

2018年夏からUX DAYS TOKYOに参加した安藤と申します。

普段は、フリーランスのデザイナーとして、webやアプリのUI/UXを中心に仕事をしています。今回は、私自身の自己紹介をさせていただきます。

デザイナーとしての出発点

私のデザインに対する考え方は、20代の頃に経験したエディトリアルデザインが基本となっています。まだUXという言葉すらなかった時代。雑誌に関わる全ての人達(編集者、フォトグラファー、校正者、アートディレクター、印刷会社)と、どうすればコンテンツを読者に届けられるか? 取材や企画の段階から、読者像、流行、テーマなどを議論し、誌面の導線設計、色彩計画、フォントやグラフィックをデザインしていく作業はとてもエキサイティングで思い出深い体験でした。 ある意味、読者の体験を考えていたことはUXを考えることだったかもしれません。

2001年頃からは、動的なコンテンツ制作の魅力に惹かれ、紙からwebへと自身の活動領域を拡げることになりました。webが一般に浸透し「ユーザーは本当にそのサイトが使いやすいか?」などの『ユーザビリティ』の観点に興味を持ち、独学で勉強をするようになりました。この間、多くのクライアントと仕事をさせて頂きましたが、学んだことが上手く伝えられない事もあり、コミュニケーションの重要性を痛感させられる事もありました。ふんわりと分かっていた知識に問題があったのかもしれません。

世の中の変化と共に、webデザインからアプリのデザインという仕事に流れ、それまで考えもしなかったインターフェースを考えるようになりました。コンテンツを綺麗に整えたデザインを一方的に提供するだけではなく、コンテンツに触れたユーザーがその前後で体験する事も含めてインターフェースを考える必要があると強く感じるようになりました。

製品・サービスとユーザーの関係を作る

フリーランスになった頃の2012年から、某通信会社の既存のシステムをiPadアプリ化するプロジェクトで、UI/UXデザイナーとして参加するようになりました。

このプロジェクトの最初の目的は、販売員が窓口でノートPCで接客していたサービスを、顧客と販売員が同時にiPadのスクリーンを一緒に見ながら、気軽に商品を選び登録できるアプリを作るということでした。

開発チームに所属してユーザーからのヒアリングをもとに、関係者全員で議論を重ね、繰り返しプロトタイプを作ってステークホルダーの合意を得ていくプロセスはとても大変でしたが、ユーザーの満足度が向上し信頼を得られた瞬間は、非常にやりがいを感じる仕事だったと思います。

これまで培った技術や知見で、ステークホルダーへ説明するには十分だと思っていましたが、UXに関するサイトや書籍を調べるうちに、体系的な学びと実践が不十分なことに気がつき、できる限りUX関連のセミナーに参加していこうと考えるようになりました。

また、前述の雑誌やwebデザインの仕事は、気心しれた仲間同士での仕事でしたので、何となく考えを伝えることが出来ましたが、初対面のクライアントにはやはり論理的なアプローチが必要だと思うようになりました。

UX DAYS TOKYOに参加

なんとなく理解していたり、間違ったまま相手に伝えていたかもしれないUXの理論を、体系的に学べる場所に参加したいと探し出会ったのが、『UX DAYS TOKYO』でした。

それまでは、可能な限り他の勉強会に参加してましたが、定員に達して中に入れなかったり、せっかく参加できても話を聞いて終わっていくだけで振り返る事もなく、UXという文字が目の前を流れていくだけの状態でした。

『UX DAYS TOKYO』では、スタッフの「UXを学ぼう!」という姿勢と情熱が、どこのコミュニティよりも一番だったことが参加させていただいた理由です。

主催されているセミナーへの参加、毎週土曜日の勉強会、スタッフ全員で作る用語集をやりながらそれを強く感じています。

現場でおこった問題をUXで解決していきたい

現在は、次のクライアントにJoinし、広告トレーディング行うwebサービスのリニューアルプロジェクトに参加させて頂いています。

UX/UIにとても関心があるプロダクトオーナーやチームメンバーと共に、サービスについての議論を重ねながら、常に『定義(Define)』と『デザイン(Design)』を行ったり来たりですが、問題をひとつひとつ解決しています。

今後は、所属するチーム以外でもUXの理論や考え方を広め、現場で起こった問題を解決しながら、ユーザーにとって心地よく最適なモノつくりをしていきたいと考えています。

この記事を書いた人:ando