ビジネスに必要なマーケティングとUX

はじめまして。2019年6月より、UX DAYS TOKYOスタッフの高田信宏です。

現在、フリーランスの形態にて、Web/デジタルマーケティング分野のプランナー兼コンサルタントをしています。また、同分野の教育業も行い、各種企業に出向しています。今回は、私の自己紹介とUXDTに参加した経緯を簡単にお話させていただきます。

デザイナー転職のはずが、マーケターに。人生のきっかけになった20代

デザイナー転職のはずが、マーケターに。人生のきっかけになった20代

私は現在、このWeb業界のお仕事に携わるようになり、14年が経ちます。
最初に入った企業には、そもそもなりたかったWebデザイナー職でなく、マーケティング職として入りました。
SEOと自社開発の解析ツール(当時、まだGoogleアナリティクスは、一般に普及していませんでした)を軸にしたサービスを展開するベンチャー企業で、AdobeのツールどころかMicrosoft ExcelとPowerPointを駆使して営業資料やレポートを作る日々。ただ、この経験が、Webマーケティングを扱えるデザイナーという異色のキャリアスタートになりました。

業界2社目となった転職先は、パソコンスクールです。WebデザインやOfficeの教育をしながら、その会社のWebサイトを管理できる立場「Web担当者」という肩書きに。デザインとマーケティングの二足の草鞋をはきながら、教育という子供の頃から憧れていた職業に就くことができました。

転機となったのは、その企業で法人研修講師や社団法人との立ち上げプロジェクトに参画させていただき、外の世界との繋がりのなかで自分の立ち位置を作り、貢献していくことに大きな興味を持ったことです。つまり、縦の繋がりではなく、横の繋がりに興味を持ったのです。

その後、2011年にフリーランスへ。当時30歳手前。ここから社会人第2期のスタートです。

マーケティングを極めるために費やした30代。が、埋まらない理想と現実の溝

マーケティングを極めるために費やした30代。が、埋まらない理想と現実の溝

フリーになると、個人のお客様や中小企業のWeb制作を一人で行うようになり、そのうちどんどんと運営・運用を任されるようになります。すると、その企業の集客はもちろんのこと、売上まで求められるようになり、どうすれば関わる企業ごとに、多種多様な課題を解決できるようになるか、よりデザインからマーケティングに舵を切るようになりました。

この数年間、私はずっとマーケティング一色で動いていたように思います。
「Webサイトの集客と売上に関する企業の課題は、すべてマーケティングで解決できる」。そう信じて、マーケティングの勉強を極めようとしてきました。様々な勉強会グループにも参加し、マーケティングの古典から学びを深めようとしました。そして、自らそれを教育の場で教えながら、現場で実践をしていく日々でした。

ですが、なぜか教育では腑に落ちるのに、現場では結びつかないことが起こるのです。
マーケティング・フレームワークを適用させても、その想定通りに動かないユーザーも少なくはありません。

いつしか僕は、デザイナーであった頃の「ユーザビリティ」への意識を、完全に忘れていました。
また、「ユーザーの体験」を設計しようとするのに、ユーザーの具体的な行動や状況心理の把握までは、全く意識できていなかったのです。

足りなかった学びは、UXにあった

UXを踏まえた UIガイドライン作成の心得

そんな折、UX DAYS TOKYOの主催する「UXを踏まえた UIガイドライン作成の心得」というワークショップに参加します。UIは、時代に合わせてどんどん進化していきます。私は完全に取り残されている感覚になりました。

そして、講義中のこの一言。「ビジネスには、マーケティングとUX、それぞれの視点が必要である」。完全に刺さりました。
参考コラムもあります ⇒ 『マーケティングとUXは別物

「そうか、ユーザーが直接触る接点の情報設計と体験作りの検証ができていないで、マーケティング通りに上手くいく訳がないじゃないか!求めていた学びはこれだ!」と、そこでようやく、マーケティングとデザインを結びつける貴重な接点の存在に気付いたのです。

このUXを意識しUIを学べる環境が、今の私に全く身に付いていない、身に付けなければならない最も重要な学びの一つ、と認識することができました。その日のうちに、講師の大本あかねさんにスタッフになることを告げて、今に至ります。

そもそも、マーケティングとUX、どちらもビジネスを作るうえで相互に作用することは間違いありません。「コンテキストの理解と実践」というUXのワークショップでは、マーケティング側で設計する「カスタマージャーニーマップ」においても、コンテキストをタッチポイントの時間・場所と紐付けて設計できているかがいかに重要なのか学ぶことができますし、「PDCA」に非常に近い「UX6D」というデザインワークフローについて取り上げたりします。マーケティング目線を持っている人にも、UXを学ぶきっかけになる、とっかかりの講座、と言えます。僕にはとてもFITしました。

思えば2年程前から、行動経済学と心理学について半ば興味を抱くようになっていましたが、まさかUXを学ぶことが、同時にこの2つの分野についての学びも深めていけるきっかけになるとは…。自らアンテナを張り、志高く求めていれば、本当にその環境に出会えることがあるんだなと感じています。

さいごに

UXを学ぼう!

UX DAYS TOKYOには、私が想像していた以上に、深くて広い学びがあります。それは、スタッフであるために、自ら率先して学びを行う仕組みが用意されているからです。正直、ハードルが高く感じることもありますが、真剣にUXについて考えをぶつけ合う人達が集まる場にいることで、そのハードルさえも成長の通過点のように思えることができます。

何より、仲間が良いです☆ スタッフのみなさんが、各々の仕事を抱えながら、刺激し合って、UXを学びたいという一つの目標、UXを広める活動をしたいという一つの目的のために、一丸になっている。日々、自分をアップデートできる環境が、眼の前にあります。

僕は、マーケティングを正しいビジネスに繋げるために、UXを学んでいきたいと思います。もし興味を持たれた方がいたら、ぜひ一緒に学んでディスカッションして、共に成長する機会を作っていきましょう!

この記事を書いた人:高田 信宏

フリーランスの形態にて、Web/デジタルマーケティング分野のプランナー兼コンサルタントや教育業をしています。業務にUX視点を養うため、UXDTで学ばせていただいています。無意識を意識するって難しいですが、面白いです。