2020年6月からUX DAYS TOKYOスタッフとして活動している土田と申します。普段はシステムエンジニアとしてシステムの設計・開発・評価を行っています。
今の仕事への違和感
人々の生活を豊かにするようなサービス・プロダクトを作りたいと思い、システムインテグレーターの会社に新卒入社しました。入社から2年、システムエンジニアとしてシステム開発プロジェクトに携わることでシステム開発に関する様々な知識を身につけることができました。
しかし、お客様が作成した仕様書に沿ってシステムを構築していくうちに「この機能って本当に必要なのか」「この機能使いにくいな」と思うことが多くなり、今の仕事が人々の生活を豊かにするのだろうかと疑問をもつようになりました。
そこで、社外の人と触れ合うことで何か分かるかもしれないと思い、毎週社外の勉強会に参加するようになりました。業務とは違う環境であれば答えが見つかりそうだと思ったからです。毎週様々な勉強会に参加して特に楽しいと感じたのが、顧客の潜在ニーズを探り出してユーザー視点に立ったサービス企画・改善を行う「UXデザイン」でした。
システムエンジニアの仕事にはやりがいを感じていましたが、「システムとしてどうあるべきか」という観点で向き合っている時間が長く、自分はこれがやりたかったのだろうかと違和感を覚えはじめていた矢先、「そうか、自分はもっとユーザーに寄り添った仕事がしたいんだ」と気付かされました。
UXを体系的に学ぶ
UXデザインに興味を持った後は、UXに関連する様々な書籍を読んでいきました。そこでデザイン思考やユーザビリティといった考え方に出会うことができました。
しかし、仕事はUXと無縁の内容であったため、業務で実践することも出来ず、知識としては知っているけれども使いこなせていないという状態のまま時間だけが過ぎて行きました。
そんな中、なんとなく参加したUX DAYS TOKYOの「コンテキストの理解と実践」のイベントで、登壇者の方がこうおっしゃっておりました。
「今日ワークショップでUXって考え方が大事だなって思っても、家に帰ったら結局UXのことを忘れていつも通りの日常を過ごすんです。本当に大事だなって思ったら実際に行動に移して行かないと意味がないです」
この言葉を聞いて、書籍や勉強会に参加して「なるほど」と思っても行動に移さないと参加前と何も変わらない。仕事で実践出来ないことを言い訳にして行動していなかったことに改めて気がつかされました。
そして、イベントの帰りの電車の中で応募フォームに記載する文章を作成し、UX DAYS TOKYOのスタッフに応募しました。
使ってくれた人がいいと思ってくれるようなプロダクトを作りたい
今、UX DAYS TOKYOのスタッフとしての活動を通じてUXを考える上で必要な視点や思考を学んでいます。
メンバ間でのディスカッションを通じて自分では思いつかなかった考えや思考に出会えるので毎日が発見で楽しいです。
特にディスカッション学んだミーティング手法は今の仕事にも役立っており、UXの視点と思考はデザイナーだけではなく様々な業種にも使えるんだなと実感しました。
今後はここで学んだ視点や思考を生かして、自分の目標である「人々の生活を豊かにするようなサービス・プロダクトを作りたい」という夢を実現させたいと思います。
そのためにも、知ったかぶりにならず、謙虚な気持ちで学び続け、「UXとは何か」と言われた時に自信を持って答えられるように視点と思考を深めていきたいです。