UX DAYS TOKYO 2019FALL

ビヘイビアラル・エコノミックス研修
行動経済学研修(基礎編・応用編)
イギリスで行動経済学(ビヘイビアラル・エコノミックス)専門家として活動している Coglode 社の共同創設者の Jerome 氏と Roxy 氏による2日間の研修です。
1日目の基礎編は、UX DAYS TOKYO 2019で開催した「ビヘイビアラル・エコノミックスの実践方法〜基礎編〜」のワークショップと同じ内容になります。基礎を受講している方のみ応用編へ参加することができます。新規の方は、今回の2019FALLの2日間を受講してください。
2日間のワークショップでは、ナゲットカードを利用して人間心理に基づいたプロダクトやサービスの設計方法を学ぶことができます。
ナゲットカードは、記載されている内容の解釈がまず重要になります。そして、それらを踏まえて”どのように取り入れるか”が、次に難しい壁となります。それらの考え方と視点をこの2日間のワークショップでマスターしましょう!
The first misconception is that it is possible to avoid influencing people’s choices.
まず第一に、私たちが間違っていることは、人々の選択について影響を与えられないと思っていることだ。
― Richard H. Thaler,Nudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness
リチャード・セイラー 2017年ノーベル経済学賞受賞
受講・習得すると期待できる効果
人は無意識にいろいろな作業をしています。
例えば、歩く行動はいちいち考えて行動しているものではありません。
この場合、脳は「システム1」という状態になっています。この「システム1」の状態はデフォルトで概ねがこの状態で人は生活しています。
行動経済学は、この「システム1」に働きかけることができます。
行動経済学を学ぶことで期待できる効果として、以下のようなことがあります。
- ECサイト運営者の場合:売上をあげる要因のひとつになります。
- 自社サイトを運営の場合:オウンドメディアとして価値を上げることができます。
Nuggets Cards とは

このワークショップで利用する「 Coglode Nuggets 」というカード型ツールは、認知心理学の規則の本質、ニュアンスをプロダクトやサービスに上手に取り入れやすいように作られています。
ナゲットカードを利用することで、感性に頼ることなく、ユーザー行動を理解し、心理学を元にしたプロダクトやサービス設計ができるようになります。
ワークショップではナゲットカードに記載されている内容の解釈とデザイン実装を理解するのはもちろん、カードの単純な使い方にとどまらず、行動経済学をサービスやプロダクトに取り入れる際の大切な考え方も含めて理解します。
基礎編
行動経済学(ビヘイビアラル・エコノミックス)の実践方法
認知心理学は、行動経済学(ビヘイビアラル・エコノミックス)に採用され、また、さまざまな理論が紹介されています。
しかし、実際のプロダクトに採用する場合において、間違えて利用してしまったり、書籍をよんだだけで利用できると勘違いしたり、原則をあからさまに利用してしまうなど、上手に活用できない場合も見られます。
そこで、認知心理学の規則の意味、ニュアンスを上手にプロダクトに採用しやすいように、「 Coglode Nuggets 」を利用して、感性に頼ることなく、ユーザー行動を理解した心理学を設計する方法を学びます。
1枚のカードには、基本原則と実践的例がわかりやすくコンパクトにまとめてられているので、自分たちのプロダクトにも採用しやすいのが特徴です。カードを利用することで、実践とベスト・プラクティスの関係性を理解します。この関係性を理解すれば、どのプロジェクトにもビヘイビアラル・エコノミックスを取り入れた仕組みを作ることができます。
日時 | |
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対象者 |
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学べる内容 |
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参加 費用 |
80,000円(お申し込み人数で割引されます)先着30名まで5,000円引き/1名あたり |
応用編
基礎受講者のみ参加対象
完全版36原則と行動経済学の倫理と実践
アドバンスレベルの応用ワークショップでは、基礎で紹介していない新しい「Nugget」を紹介します。「Nugget」を利用した新しいメソッドと経済行動学を適用する際のテクニックはもちろんのこと、適用における倫理など、一連のベストプラクティスを勉強します。
フルセットのNuggets
4月6日に行われた基礎編のワークショップ 参加者からフルセットの「Nugget」がほしいという要望に応えて、日本語版のフルセットを用意しました。
ひとつのボックスには、すでに基礎編で履修した13の原則のカードとアドバンスで取り上げる23の新しい原則の、合わせて36の原則が含まれています。
アジェンダ
応用編では、以下の4つの科目から構成されています。
どの科目も学習した知識を即座に適用するために、局所で利用される事例から、設計などの大きな部分で利用されるものまで、実際の課題を通して学習します。
- 行動調査を適用するためのベストプラクティス
- コンバージョンを増やすための原則
- ロイヤリティ促進のための原則
- 行動調査を活用したビジネスと設計の課題解決
日時 | |
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対象者 | 4月6日に行われた基礎編のワークショップ へ参加された方・前日の基礎編へ申し込みされた方のみが対象です。 |
学習
内容 |
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参加 費用 |
80,000円(お申し込み人数で割引されます)先着30名まで5,000円引き/1名あたり |
参加費用(基礎・応用共通)
定価:1日 80,000円(税抜)
有料チケット
(税抜き)
- 定価
- まとめ割(1名分)
まとめ割:6名以上同じ割引 - 先着割
(先着20名:終了) - まとめ割・早割適用後
- 1名分
6名@8,000円割引
480,000- −48,000
(−8,000) - −30,000
- 402,000
- 67,000
5名@7,000円割引
-
400,000 - −35,000
(−7,000) - −25,000
- 340,000
- 68,000
4名@6,000円割引
320,000- −24,000
(−6,000) - −20,000
- 276,000
- 69,000
3名@5,000円割引
240,000- −15,000
(−5,000) - −15,000
- 210,000
- 70,000
2名@4,000円割引
160,000- −8,000
(−4,000) - −10,000
- 142,000
- 71,000
1名参加
80,000- 0
- −5,000
- 80,000
- 75,000
6名以上のまとめ割は、1名分が65,000円(税抜)。申し込みはよりお問い合わせください。
会場
品川インターシティホール
〒108-0075 東京都港区港南2-15-4
講 師
ビヘイビアラル・エコノミックスの専門家
Jerome 氏と Roxy 氏とは、エスノグラフィーや行動経済学(ビヘイビアエコノミックス)を専門とする Coglode 社の共同創業者です。Coglodeは、認知心理学の認知的負荷理論(cognitive load theory)から名付けられました。
行動観察の研究し、ノウハウをシェアすることで英国で注目を浴びている企業のひとつです。「 Coglode Nuggets 」と呼ばれる行動経済学を取り入れるカードツールを商品化し、コンサルティング及び教育を行っています。
BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)、Spotify、Facebook、Googleなどの企業に対して1日集中型の「行動観察」についてのワークショップを「Coglode Academy」と銘打って提供しています。

Jerome Ribot
CEO + Co-Founder at Coglode

Roxy Borowska
Co-Founder at Coglode
受講生の声

意思決定に影響を与える原則を学べる貴重なワークショップ
山本美代子さん
Webデザイナー
私たちは普段、自分の意思で様々な選択をして生活をしているように感じていますが、実際には個人の意思決定には、様々な外部要因が影響を与えています。
基礎編のワークショップでは、その意思決定に影響を与える基本的な13の原則を学びました。
原則を学ぶことで、Webサイトやサービスの中に存在する選択を促すような仕組みに気が付けるようになったり、人に選択をしてほしい場面で選択を促すような工夫を意図して導入することが多少ながらできるようになりました。
海外ではUXを学んでいる人は皆こういった原則を学んでいるのだそうです。
GoogleやFacebookの社員の方もお二人から学ばれているそうで、日本で受講できる貴重な機会だと思います。
基礎編を受講された方のレポート
ご注意
講演者は弊社との契約書によって他の日本国内でのイベントで講演することは禁止されています。賠償問題に発展しますので必ずご連絡をいただくなど御配慮をお願いいたします。