従来のように画面から情報を入力したり、ボタンで選択したりすることなく、音声やセンサーを使用して、クリックするような手で操作することなく、商品購入などのアクションを完了できるというものです。
“ゼロクリック”で実現できること
Amazonの「Amazon Echo」では「アレクサ、ファブリーズを注文して」と話しかけるだけで自宅にファブリーズが届きます。
音声による”ゼロクリック”操作は、音声認識機能が搭載したカーナビなどで、目的地を声で入力することで運転に集中したままカーナビ操作が可能となります。なお、音声での操作はVUIという分野として非常に社会的関心が高まっている傾向にあります。
それ以外のゼロクリックとして、掃除機の内部にセンサーを搭載すれば、ゴミパックが満杯になったことを検知して、ゴミパックが自動で注文されます。これらは、エアコンにも搭載され、室温を検知して温度の設定を変更してくれます。
“ゼロクリック”と”IoT”の親和性
ゼロクリックとIot(Internet of Things)と相性が良く、IoTにゼロクリックを用いることで、従来のように行動や手による操作をしなくとも、自動もしくは話しかけるという簡単なアクションで操作が可能になります。
また、近年のエッジコンピューティング技術の発達により、IoTの利便性は非常に高まっているので、日頃の行動全てがゼロクリックで完了する未来も遠くありません。
“ゼロクリック”を独自で作る
ゼロクリックは、各個人が独自で利活用することも可能です。
Amazonが提供している「Alexa Skill Kit」や、Googleが提供している「Google Assistant SDK」を使用することで、容易に独自で音声認識プログラムを作成できます。これらの技術とIoTを使用して、スマートホーム化を各個人で実現することも可能です。