アッベの原理
Abbe

測定は対象のできるだけ近く・同一軌道上でおこなうと精度が高くなる

物体の長さや大きさを測定する場合、測定物と基準を同一軸上に配置することで精度を高めることができる。
ドイツの物理学者Ernst Karl Abbeエルンスト・カール・アッベが提唱した。

エルンスト・カール・アッベ

エルンスト・カール・アッベ(引用:ウィキペディア)

ノギスとマイクロメーター

ノギスとマイクロメーター
両方ともに長さを測る測定器である。
マイクロメーターは測定物と目盛りが一直線上(同一軌道上)にあるのに対して、ノギスは対象物と目盛りが一直線ではない。

アッベエラー

例えば、下の図は測定時に角度5°の歪みが生じている場合である。
測定物と目盛りが一直線上にある場合は歪みがあってもほぼ正確な長さが測れているが、対象物と目盛りが離れるほど誤差が大きくなっていく。これを角度誤差(アッベエラー)と呼ぶ。

アッベエラー

ノギスの場合、力の入れ方などでズレを生じる場合がある

それゆえに、できるだけ対象物の近くで計測することが精度を高める近道である。

リサーチでも、対象に近いか意識する

物理的な長さや大きさの計測に限らず、アッベの原理は有効である。UXリサーチでも、計測対象に近いほど精度を高めることができる。

参考文献・記事

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山田 和広

事業会社でサービス開発をおこなっています。
元々はエンジニアとして働いていましたが、現在ではスクラムマスター、QA、UXライティングなど様々な分野に挑戦中です。
UX DAYS TOKYOの活動を通じて、ユーザーの視点やスクラムに関する本質、共創のマインドなどを学び、現場でも多くを取り入れています。