流行に敏感で自ら情報収集行い、新しい製品やサービスがもたらすメリットを精査し、理解したうえで購入する。ビジョナリーとも呼ばれている。
アーリーアダプターの特徴
アメリカの社会学者、Everett・M・Rogersが1962年に出版した『Diffusion of Innovations(邦題:イノベーション普及)』に登場する5つの消費者層のうちのひとつ。
他者がどのように製品を導入しているのかにはあまり興味を持たず、自らの感性や直感で製品を選ぶ傾向があり、開発者の想定外な商品の利用方法を考え出す。
製品のベネフィットその物に着目し、野心家で外交的であることも多く、メディアに先行事例として露出することに抵抗感が少ない。
自分の社会システム内におけるカリスマ性が高く、尊敬の対象になりやすい。他の消費者への影響力が大きく、商品普及の鍵を握っている。
市場全体の13.5%がアーリーアダプター
新製品やサービスが万人受けするとは限らないので、市場に広く浸透するかどうかはこの層の判断や、反応によるところが大きい。
イノベーターと合わせても市場全体の16%に過ぎないが、この2層にまで普及しアーリーアダプターに定着するかどうかで、その後のメインストリーム市場への広がりを左右する。