「刺激量」を定量化するための数式。1834年にヴェーバーが “重り” を使った実験にて証明。人間は「重さが何g 変更したか」ではなく「重さが何倍になったか」について知覚することが出来るという論理。
“気づくことが出来る最小の刺激の差 / 基礎となる刺激の量 = (常に一定の値)”
(例)
・A さんが、1キロの米が入った、米びつを持つとする。(これが 「基礎となる刺激の量」。米びつ自体の重さは無視することとする。)
・A さんは目を瞑る
・B さんが、A さんの米びつに徐々に、米を足していく。
・1.2キロで、 A さんが変化に気づいたとする。
・上記公式に照らし合わせると、右辺の定数は、 1.2 (1.2キロ / 1キロ)となる。
・ウェーバーの法則によれば、A さんが、もし 2キロの米が入った米びつを持って、同じように B さんが米を足した場合に、A さんが変化に気づくのは、 2キロ × 1.2 = 2.4 キロの時である。
・ この 1.2 という定数が、A さんにおける “ウェーバー比” である。