Webサイト構築の初期段階で、フォルダ構成や情報設計を正しくおこなうところから始めること。
ページの内容や階層、さらにサイトの構造がわかりやすいURLにするためには、サイト全体の情報設計が必要となる。
ユーザーにとってわかりやすいURLを意識することで、全体像を最初に考えることができる。さらに、同じ情報の繰り返しを避けるDRY原則(Don’t repeat yourself)にマッチした、ユーザーにわかりやすいサイト構成にすることができる。
ユーザーにわかりやすいURLとは
以下のような形でわかりやすいURLにすることが望ましい。
- 大文字と小文字の混在を避ける
- 単語間にはハイフン(-)を使用する(参照: シンプルなURL構造を維持する)
- .html、.phpなど拡張子を削除する
ページの構造を整理する必要性
UX DAYS TOKYOのサイトの例ではカテゴリごとにディレクトリを分割している。
運営側にとっては情報を整理して出すひとつの指針となり、またユーザーにとっても現在地がわかりやすいというメリットになる。
ただURLには似たような文字列でユーザーを騙す詐欺にも利用されてしまうという悪用例もある。(例: google→g00g1e)そのため、2018年にGoogleのChromeセキュリティ対策チームはユーザーがURLを認識しなくても、どのサイトを見ているか簡単にわかるようにするという構想を打ち出した。
『グーグルは、こうして「URLがない世界」への第一歩を踏み出す』WIRED
しかしサイト全体の情報設計を行いページの構造を整理することは、サイトやサービスのユーザー体験を向上させる上で必要なので、URLを抜きにしてもきちんと考えておく必要がある。