インタビューの種類
インタビューには実施方法によっていくつか種類があり、用途によって使い分けます。
競合などインタビューの評価結果を比較させる必要がある場合、あらかじめ質問項目を決めておく構造化インタビュー。
インタビューを通して、インタビュー結果を比較させつつ商品の新しいアイデアなどのニーズを探りたい場合、半構造インタビュー。
仮説も立てられないようなものについては、非構造インタビューがおすすめです。
(1)構造化インタビュー
・あらかじめ質問項目を決めておく方法
→ コンセプトはある程度固まっており、競合などと比較させる必要がある場合有効です。
(2)半構造化インタビュー
・あらかじめ質問項目を決めておくが、臨機応変に自由に意見を述べてもらう方法
→ コンセプトはある程度固まっており、気になった部分についてニーズを深掘りしたい場合に有効です。
(3)非構造インタビュー
・あらかじめ質問項目を決めずに、自由に意見を述べて貰う方法
→ コンセプトそのものをが定まっておらず、コンセプトそのものを評価する場合、利用文脈の調査に有効です。
インタビューのポイント
インタビューのポイントについて以下にまとめています。
(1) インタビューの目的をはっきりさせる
インタビューを行うことによって、仮説を検証したいのか、仮説を生成したいのか、
そのためにインタビューが最適な方法なのかはよく確認しておく必要があります。
そもそもインタビューする必要がないかもしれません。
(2) 「その人ならでは」の情報を入手するようにする
インタビュー時間は限られています。
インタビュー時間内では、「その人ならでは」の情報をたくさん入手できるようにします。
そのため、事前に属性アンケートをとっておき、気になる点を予め印をつけておきましょう。
(3) 脱線しないようにする
インタビューされる人の興味や関心がある内容に入ってしまうと
脱線してしまうことは意外とよくあることです。
実りあるインタビューにするためにも、脱線しないようにしましょう。
(4) 本当に聞きたい項目は後にもってくる
インタビューされる人も初めは緊張しているため、上手く話せないことがあります。
また、インタビューされる人も話しているうちに気づくこともあります。
そのため、いきなり本題に入らないようにし、本当に聞きたい内容は後にもってくるようにしましょう。