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Z世代

1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代を指す呼称

Z世代の意味

1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代を指す呼称で、インターネットやスマートフォンが日常生活に組み込まれた環境で育った「デジタルネイティブ」の特徴を持ち、ミレニアル世代(1980年代~1990年代前半生まれ)の次の世代である。

SNSを通じたコミュニケーション、動画文化(YouTubeやTikTok)、多様性やサステナビリティへの意識が強いことが特徴である。

提唱者

「Z世代」という呼称は、アメリカの世代研究者ウィリアム・シュトラウス(William Strauss)とニール・ハウ(Neil Howe)の世代理論をもとに派生して使われ始めた。明確な一人の「提唱者」は存在せず、マーケティングや社会学の領域で自然に定着した用語である。
両名は、書籍『Generations: The History of America’s Future, 1584 to 2069』や『Millennials Rising』などの共同著者として知られている。

デザインに関わる利用方法

Z世代はデジタル接触時間が長く、直感的で分かりやすいインターフェースを求める傾向がある。そのため、デザイン上の配慮として以下が有効である。

  1. 短時間で理解できるUI
    → 長い説明文よりもアイコン・動画・アニメーションで直感的に伝える。
  2. パーソナライズと共感性
    → 自分ごと化できる表現や、社会課題に共感できるブランドメッセージを取り入れる。
  3. マルチチャネルデザイン
    → TikTok、Instagram、YouTubeなど複数プラットフォームを横断した体験設計が重要。

プロダクト・コンテンツデザインの具体的活用シーン

  • 就職・キャリアサービス
    従来の企業説明会ではなく、Z世代に響く「ストーリー性ある動画」や「SNSでの双方向Q&A」コンテンツを設計する。
  • ECサイト
    レビューやSNS連動の「ユーザー生成コンテンツ」をデザインに組み込み、共感や信頼感を強化する。
  • 学習サービス
    長文テキスト教材よりも「ショート動画」「ゲーミフィケーション」を用いた学習体験が効果的である。

 

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UX DAYS TOKYO オーガナイザ/デジタルマーケティングコンサルタント 著書 ・ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザインGoogle Search Consoleの教科書 毎年春に行われているUX DAYS TOKYOは私自身の学びの場にもなっています。学んだ知識を実践し勉強会やブログなどでフィードバックしています。 UXは奥が深いので、みなさん一緒に勉強していきましょう! スローガンは「早く学ぶより深く学ぶ」「本質のUXを突き止める」です。

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