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SaaS

SaaS(サース、Software as a Service の略)は、インターネットを通じてソフトウェアを利用できるサービス形態である。 従来はユーザーが自分のパソコンにソフトをインストールして利用していたが、SaaSではクラウド上のソフ […]

SaaS(サース、Software as a Service の略)は、インターネットを通じてソフトウェアを利用できるサービス形態である。

従来はユーザーが自分のパソコンにソフトをインストールして利用していたが、SaaSではクラウド上のソフトを必要なときに利用できる。利用者はインストールやアップデートの手間を省き、月額や年額の料金を支払うことで常に最新の機能を使えるのが特徴である。

提唱者

マーク・ベニオフ

Salesforce社の創業者 マーク・ベニオフ

SaaSという概念自体は2000年代初頭に普及した用語である。特にSalesforce社の創業者 マーク・ベニオフ(Marc Benioff がクラウドを利用したCRMサービスを普及させたことで広まったとされる。

デザイン上の利用方法と事例

SaaSはプロダクトやUXデザインにおいて、以下のような特徴的な利用方法がある。

  1. UI/UXの継続的改善
    SaaSはクラウド上で提供されるため、開発者は常に機能やデザインを改善できる。これによりA/Bテストやユーザーフィードバックを迅速に反映しやすい。

  2. オンボーディングデザイン
    初めて利用するユーザーにとって理解しやすいチュートリアルやガイドが重要である。SaaSでは解約や乗り換えが容易なため、UXが悪いとすぐ離脱につながる。

  3. レスポンシブデザイン
    PC・スマホ・タブレットなど複数のデバイスからアクセスする利用者が多いため、マルチデバイス対応が不可欠である。

  4. サブスクリプション管理UI
    料金プラン変更や解約手続きのしやすさもUXの一部であり、透明性が信頼につながる。

事例

  • プロダクトデザイン
    例:Figmaのように共同作業を前提としたUI設計をすることで、利用者がチームで活用しやすくなる。

  • コンテンツデザイン
    例:Notionのようにドキュメントやナレッジ共有を直感的に使えるUIにすることで、継続利用を促す。

  • マーケティング
    例:SaaSサービスのランディングページに、無料トライアルやユーザーレビューをわかりやすく提示することで、利用開始の心理的障壁を下げられる。

SaaSに関連して知っておくべき用語

  • PaaS(Platform as a Service)
    アプリケーション開発のための基盤を提供するサービス。

  • IaaS(Infrastructure as a Service)
    サーバーやストレージなどインフラを提供するサービス。

  • オンプレミス
    自社サーバーにソフトを導入して運用する従来型の方式。

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UX DAYS TOKYO オーガナイザ/デジタルマーケティングコンサルタント 著書 ・ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザインGoogle Search Consoleの教科書 毎年春に行われているUX DAYS TOKYOは私自身の学びの場にもなっています。学んだ知識を実践し勉強会やブログなどでフィードバックしています。 UXは奥が深いので、みなさん一緒に勉強していきましょう! スローガンは「早く学ぶより深く学ぶ」「本質のUXを突き止める」です。

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