Call to Action (CTA)は、ユーザーに次の行動を起こさせるための促す方法を言います。具体イメージとして、会員登録が必要なWebサービスであれば「新規登録」や「ログイン」になり、ECサイトの場合は「カートに入れる」や「購入する」といったもので、ボタンやテキストリンク・イメージで表示されているものを指します。
CTAはページにひとつである必要はなく、むしろ長いページであれば複数回表示しても構いませんが、多く出せばいい訳でもありません。
ユーザーを上手に誘導しよう
CTAはユーザーの行動を喚起するもの(ひいてはユーザーの「やりたいこと」を実現するために必要なもの)なので、ページの中で目立つ必要があります。コントラストをつけて誘導することも必要になります。その場合、周りのコントラスによって漏れてしまうこともあるので注意が必要です。
以下のサイトはいろいろな色が採用されているため、ログインボタンを見つけるのに一苦労します。ユーザビリティテストを実施してみると、リテラシのある方であってもすぐに見つけられないデザインということがわかりました。
緑だから良いわけでもない
一般的に進むボタンカラーは緑色で構成されることが多いですが、サンプルサイトは全体的に緑系統で構成されているため、緑が一番クリックされる(緑は安心や安全を想起させる色であるため)」という一般的な常識が通じません。
サイトのデザインで利用されている色によってCTAの色が変わってきます。特に赤色がブランドカラーになっている企業は、心理学的に赤色の禁止カラーを多様するとCTAでコントラストを強めようとしても強くできないのでブランドカラーが赤色でも全体をコントラストが強い赤で埋めないように気をつけましょう。