TOP UX用語 デザイン・情報設計 データビジュアライゼーション

データビジュアライゼーション Data Visualization

数値やテキストなどのデータを、グラフ・図・チャート・インフォグラフィックスなどの視覚的な形で表現する技術

データビジュアライゼーションとは、数値やテキストなどのデータを、グラフ・図・チャート・インフォグラフィックスなどの視覚的な形で表現する技術である。

目的は、複雑な情報を直感的に理解可能にし、データから意味や洞察を引き出すことである。特に、大規模データや多次元データを人間が理解するうえで不可欠な手法である。

提唱者

「データビジュアライゼーション」という用語自体には明確な提唱者はいない。歴史的には18世紀のウィリアム・プレイフェア(William Playfair)が、棒グラフや折れ線グラフを発明し、近代的なデータ可視化の先駆者とされている。プレイフェアはスコットランド出身の技術者・経済学者であり、経済データをわかりやすく提示するために図表を用いたことで知られる。

デザイン上の利用方法と事例

データビジュアライゼーションは、単なる表現技術ではなく、デザインにおいて「理解のデザイン」を支える手法である。以下の活用方法がある。

  1. ユーザーリサーチ結果の可視化
    アンケートやユーザビリティテストの結果をチャート化し、ステークホルダーが直感的に理解できる形にする。

  2. サービス利用状況のダッシュボード化
    プロダクトのKPIや利用率をリアルタイムに可視化することで、意思決定を支援する。

  3. 複雑なシステムの構造表現
    AIモデルの処理フローやデータの流れを図解することで、専門外の人にも理解しやすくする。

「この場面に使えるかな?」という事例

  • プロダクトデザイン:アプリ利用データをヒートマップ化し、ユーザーの行動パターンを把握してUI改善に活用する。

  • コンテンツデザイン:記事やレポートにインフォグラフィックを組み込み、読者が複雑な情報を一目で理解できるようにする。

  • 組織内共有:経営会議で長い数表ではなくダッシュボードを提示することで、議論をスムーズに進める。

関連用語

img-5

UX DAYS TOKYO オーガナイザ/デジタルマーケティングコンサルタント 著書 ・ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザインGoogle Search Consoleの教科書 毎年春に行われているUX DAYS TOKYOは私自身の学びの場にもなっています。学んだ知識を実践し勉強会やブログなどでフィードバックしています。 UXは奥が深いので、みなさん一緒に勉強していきましょう! スローガンは「早く学ぶより深く学ぶ」「本質のUXを突き止める」です。

「UX用語」のカテゴリー

PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com