ウォークスルー
Walkthrough

Webサービス/アプリの起動後、すぐにサービス/アプリを使わせず段階的にサービスの説明をするUIのひとつで、左右に画面をスライドして説明を表示する手法

元々は、演劇におけるリハーサルや通し稽古で、全体の流れを確認するという意味を持つ言葉である。現在では、Webサービス/アプリの起動時や新機能の追加時に、そこでできることを段階的に説明するUIの手法のことも指すようになっている。

メリット

ウォークスルーのメリットは、サービスの魅力や使い方をユーザーに伝えられることである。

一般的なウォークスルーは、紙芝居のようなスライド形式で、1ページ毎にそのサービスの魅力や使い方をユーザーに提示する。これにより、ユーザーは苦労せずサービスを理解でき、実際に使う際のハードルが下がった状態で、サービスやアプリを使い始めることができる。

料理のレシピアプリにおけるウォークスルー例

現在は、アプリのストアでも、同様の効果を期待されたスクリーンショットが用いられる例もある。

App StoreでLINEがスクリーンショットで表現しているウォークスルーの例

デメリット

ウォークスルーのデメリットは、ユーザーの興味や意欲を下げる可能性があることだ。

サービスやアプリを使うユーザーの中には「説明はいいから早く使ってみたい」と考える層も少なくない。そういったユーザーに対して、ウォークスルーは邪魔な存在であり、せっかく使おうと訪れてくれたユーザーの興味や意欲を下げてしまいかねない。場合によっては、そのまま離脱してしまうことも考えられる。

また、たとえ素晴らしい機能が多くあったとしても、反射的にユーザーが「長い」と感じてしまうウォークスルーは、メリットよりもデメリットの発生に繋がる可能性がある。

長いウォークスルー

設計上のポイント

前述のメリット/デメリットを踏まえ、ユーザーに魅力を伝えつつ意欲を下げないように工夫することが重要である。

例えば、伝えたいことは極力言葉を絞って簡潔にメッセージングしたり、アニメーション等の動きをつけ魅力的に表現するといったアプローチを検討する。

一方、ウォークスルーが邪魔だと感じているユーザーのためには、ウォークスルーのスキップボタンを設置したり、思い切ってウォークスルー自体を無くすというやり方も考えられる。

この記事を書いた人:菱井 康生

都内のIT企業でプロダクトマネージャーとして業務しています。UX領域に強い興味を持ち、日々の業務でもその領域の改善に熱を注いでいます。