AGI(汎用人工知能)
AGI(Artificial General Intelligence:汎用人工知能)とは、一部のタスクのみに特化して計算、推定を行う「特化型AI(NarrrowAI、弱いAIと呼ばれることもある)」と異なり、人間の知能と同等の広範な適用能力と汎化能力を持つ人工知能の事を指す。
SFの世界で活躍する多くのAI(ドラえもん、鉄腕アトム、ターミネーターなど)は特化型AIではなく、AGIであると言える。
2000年ころまではAGIの完成はまだまだ遠く先の出来事であると考えられてきたが、昨今のコンピュータの計算能力の向上、ディープラーニングの技術の登場によりAGIの誕生が想定よりも早く誕生するのではないかと言われている。
AGI開発への動き
AGIの開発がとてつもなく複雑で難しいことは想像に難くないだろう。しかし、多くの開発者が特化型AIに限定してAIの開発を行っているのに対し、現在すでに一部の企業はAGIを開発するべく研究を進めている。
「Alpha Go」などで有名になったGoogle傘下のDeep mindやGoodAIなどが現在研究を行っているほか、日本でもWBAI(全脳アーキテクチャイニシアティブ)などがAGI開発に向けて研究を進めている。
シンギュラリティの到達
AGIが誕生した場合、AIが人間を上回るシンギュラリティが到達するとも考えられる。(シンギュラリティについてはこちらを参照)