同じ商品や同じものを見ても、周囲との対比で印象が大きく変わる。
周囲より目立っているものは、より深く記憶する。
丸いボタンを例に説明する。
以下では、すべて同系色のボタンのため、Bがあまり目立たない。
一方、こちらの並びでは、周囲のボタンと全く異なる色のBを目立たせることができた。
価格におけるコントラスト効果
販売価格だけをそのまま見せるのではなく、あらかじめ大きい価格を見せておき割引することで心理的に低い価格に見せるアンカリングがある。→アンカリング
これにコントラスト効果を加えて、効果的に売りたい商品アピールすることができる。
ただし以下のように価格差が大きすぎるとかえって逆効果になることもあるので、注意が必要である。
UIでの応用
以下はデスクトップ用Kindleアプリで検索した画面である。
マウスオーバーした部分の背景色を変えることで、自分がどこを選択しているかわかりやすく表現している。
また以下のように検索語をハイライトして視覚的にコントラストを出すことで、検索にマッチした部分をわかりやすく提示できる。
Netflixの会員登録画面では登録してもらいたいプランを予め選択状態にし、さらに目立つように濃い色で表示して、他プランとコントラストをつけて選ばれやすくなるよう印象づけている。