ランディングページ(Landing Page / LP)は、広義にユーザーが外部からWebサイトに最初に訪れたページである。短縮形としてLPと呼ばれる。広告施策として利用する場合においては、資料請求やお問い合わせなど、ある目的を達成させるための一枚完結のページを指し、リスティング広告やバナー広告等のWeb広告と一緒に利用されることが多い。
ランディングページ最適化(Landing Page Optimization / LPO)は、主に広告施策時のページで実施される。ランディングページの効果測定をして、コンバージョン率を改善し、費用対効果を高めるために最適化を測ることをいう。短縮形でLPOと呼ばれる。
ランディングページ最適化(LPO)の例
ジムのパーソナルレッスンの申し込みを目的とするランディングページを例に、「作成」と「公開〜効果測定〜改善」のステップに分けて考える。
ランディングページを作成する
1.ターゲットを設定する
2. ページの構成を決める
3. メインのキャッチコピーを考える
4. キャッチの補足/詳細を考える
5. ジムのパーソナルレッスンを受けるメリットを記載する
6. クロージングでは、背中をひと押しするような情報を載せる
ランディングページの公開と効果測定
ランディングページを公開後、必要に応じてリスティング広告などWeb広告を出稿する。公開してしばらく運用したら効果測定し、問題がある場合には以下の点を改善をしていく。
- Web広告を適切に運用できているか
- ターゲティングが適切にできているか
- ターゲットにマッチしたLPになっているか
- サービス内容やメリットを訴求できているか
- 他社との差別化は出来ているのか
コンバージョン数・実際の申込数と、当初立てた目標や仮説を照らし合わせて問題点を見つけ改善していく一連のフローをランディングページ最適化という。
SEOがカバーする領域とLPOがカバーする領域
SEO(Search Engine Optimization)は検索エンジン最適化を指し、検索エンジン経由でWebサイトへのアクセスを増やす施策のことを指す。LPOとSEOではそれぞれ目的や用途が異なる。
LPOは主に、リスティング広告などのWeb広告と一緒に用いられ、ページにアクセスしたユーザーをどれだけ離脱させずに、コンバージョンさせるかと目的に行われる。一方SEOとは検索エンジン上で上位表示をして、Webサイトへのアクセス増を目的とする。(同時にコンテンツ設計を十分にすることで、コンバージョン獲得も狙う)