メトリクス
metrics

様々なデータを定量化し、計量や分析をしやすい形式にしたもの

メトリクスとは

メトリクスとは、測定基準、尺度、計量、距離などを意味する名詞“metric”の複数形。
分野や対象を表す名詞に伴って、「~の尺度」「~の測定法」「~の計量法」などの意味を付加する接尾辞でもある。

元々の言葉の意味から転じて、様々なデータを定量化し、計量や分析をしやすい形式にしたものを指めす。
具体的にはウェブサイトへのアクセス数を日毎にグラフ化したものや、ソフトウエア開発でバグ発生件数をグラフ化したものなど。

単一の言葉として使われることもありますが、「ソフトウエアメトリクス」「メトリクス分析」「バイオメトリクス」のように「特定の分野のものを様々な視点から定量的に評価したもの」のように使われることもある。

メトリクスの利点

勘や経験に頼らない管理ができる

メトリクスを使うと、勘や経験に頼らない客観的なデータを使った管理ができる。

例えば、あなたが電車の運転手で時間通りに駅と駅の間を走行しなくてはならないとします。その時にスピードメーターに頼らずに走行するのは不可能であることは明らか。

電車を定時運行するには、「あと何分で目的地につかなくてはならないか」「駅まであと何kmなのか」を元に「駅と駅の間を時速何kmで走る必要があるか」を判断しなければならない。

「残っているバグは何件」、「未実装の機能は何件」など状態を定量化してわかりやすい形にすると、物事を進めやすくなる。

メトリクスを取り入れると見える化しやすい

他人に対して説得力のある説明ができる

メトリクスを使うと他人に対して説得力のある説明ができる。

あるサイトに対してアクセスする人が増加したとします。
その時に下記の状態、どちらの方がわかりやすいでしょうか?

  • 具体的なアクセス数、ユーザーの滞在時間などの定量データを表などのわかりやすい形にして説明
  • なんとなく「アクセスする人が増えている」と説明

目に見えることで安心する性質があるため、前者のほうがわかりやすく、周囲の納得感を得られる。

メトリクスを取り入れるとプレゼンテーションがしやすくなる。

UXにメトリクスを入れる

「ユーザビリティテストの有効性」をクライアント・上司に説明する際、メトリクスを取り入れると以下のようなフローになる。

  1. 「ユーザビリティテストを行わずにローンチしたサービス」と「ユーザビリティテストの結果を反映させてからローンチしたサービス」についてアクセス数や離脱率といった定量的なデータを測定
  2. 1で測定した結果をグラフなどの見やすい形にして会社の上層部に説明

メトリクスはデータを数値としてわかりやすく認識できるため説得力も増す。
定量的なデータが全てではないが、見える化できないものを数字に落とし込むことで理解しやすくなるメリットがある。

この記事を書いた人:梶嶋 佐知子

フリーランスのエンジニア。
2001年東京都立大学(現首都大学東京)経済学部卒業。独立系ソフトハウス(システム開発)、株式会社シンプレクス(金融機関向け取引システムの開発・運用)を経て2011年よりフリーランス。フリーランスになってからは、スマホアプリ、サーバーサイド(Java,Railsなど)の開発が多い。
4年前から、ダイエットのためにランニングとヨガを始めたが、どちらもガチになる一方で全く痩せないことが最近の悩み。