スノッブ効果
snob effect

他者と差別化することで優越感を得たい心理により、多くの利用者とは異なるものを使用する現象

スノッブとは周囲と差別化して優越感を抱く人々の俗称である。他者と違う製品やサービスを利用することで、周りから自分を差別化したいという気持ちからスノッブ効果は起こる。

スノッブ効果は、1950年にアメリカの理論経済学者であるHarvey Leibensteinハーヴェイ・ライベンシュタインが、「消費者需要理論におけるバンドワゴン効果、スノッブ効果、及びヴェブレン効果」という論文で発表した。

肖像 白黒 ハーヴェイ・ライベンシュタイン

ハーヴェイ・ライベンシュタイン
画像引用元:THE HISTORY OF ECONOMIC THOUGHT

スノッブは優越感を抱く人々の俗称

スノッブという言葉が使われ始めたのは、著しく経済発達した1820年代のイギリスである。経済が発達したことで、裕福になった一般人が他の一般人と差別化するために、貴族や上流階級のファッションや嗜好を真似するようになった。表面的な真似ごとで社会的地位を高めることに固執したため蔑視された。

スノッブの風刺画

サム紳士(左)を真似しようとするスノッブ(右)の風刺画
引用元:Wikipedia

スノッブは差別化することで優越感を感じるため、他の一般人と同じ地位だと思われることを恐れる
他者と同じにみられることを嫌がり、それまで好きで利用していたものも手放してしまう

差別化のために利用をやめてしまう

他者と自分を差別化するために、すでに利用していた製品やサービスを利用しなくなる場合がある。

例として、ファンだったアーティストに人気が出ると、ファンを辞めてしまう事象がある。自分以外のファンが大量に増えることで、「そのアーティストを好きである」という個性が失われる。

売れたら嫌いになるファン心理

売れたら嫌いになるファン心理
引用元:サカナクション山口一郎 「売れたら嫌い」になる理由に持論

ファンを差別化するマーケティング

ファンを他の利用者と差別化することで、個性を失うことを防ぎ、利用者離れを防ぐことができる。

企業や団体に対してファンを作る支援を行う企業であるファンベースカンパニーでは、ファンからの支持を強くするためには「ファンの言葉を傾聴し、フォーカスする」「新規顧客より優先する」ことが重要である、と述べている。

ファンを育てる3つのアプローチ

コアファンを作るアプローチ
引用元:ファンベースとは

歌手のテイラースウィフトは、一定の条件をクリアしたファンをアンバサダーとして選任している。通常のファンには許可していない、テイラースウィフトの写真や動画をSNSで投稿できる権限や、特別なプレゼントが与えられる。

テイラースウィフトアンバサダー募集ページ

アンバサダーには通常のファンとは異なる特権が与えられる
引用元:UNIVERSAL MUSIC JAPAN

関連用語

  • アンダードッグ効果

バンドワゴン効果

ヴェブレン効果

ソーシャル・プルーフ(社会的証明)

同調

認知バイアス

参考サイト

参考文献

blank

YuyaTakahashi

BtoB人事業務アプリのコンサルタント→エンジニア→BtoCのWebディレクターを経て、再度BtoB業務アプリとなる物流プラットフォームのUIUXに挑戦。オンライン/オフライン双方でのBtoBUXを改善すべく奮闘中。