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コレは危険!現場でよくある意味のないリサーチ方法を知る

ユーザーの言葉を鵜呑みすると意味のないリサーチになる可能性がある

こんにちはスタッフの高橋です。みなさんは、会社やプロジェクトでリサーチをしていますか?

UXはユーザーを理解するところからはじまるので、リサーチがとても重要です。そこで、UX DAYS TOKYOのディスカッションで「効果的なリサーチについて」をテーマにしました。

現場でやるリサーチに問題があることがわかり、「以前やった調査は大丈夫かな…?」と、リサーチする上での注意点を知ることができました。

現場でよくやるリサーチ問題

1)ユーザーよりも競合を調査してしまう

リサーチは、ユーザを知るためにやるのにもかかわらず、「ユーザーより競合調査に力を入れている企業が多いことが問題だ。」とUX DAYS TOKYO主宰の大本さんから提起されました。

実際にリサーチと言って競合を見てしまう現場は多くあるのではないでしょうか?

「ユーザーのためのサービス・プロダクトなのだから、ユーザーをリサーチするマインドになるべき」という話を通じて、自分たちではリサーチができていると思っていても、実際には、ユーザー視点のない調査に陥っていると気付かされました。

2)ユーザーの言ったことをすべて取り入れる

ユーザリサーチをした場合においても、リサーチの結果を全て鵜呑みにしてしまう現場もあります。全てを取り入れようとしてしまう事は危険であるという話が出ました。

なぜなら、アンケートに答えるユーザーは気を使って「聞かれたから何か答えなくては」と適当に答えたり、本音を言わないことがあるからです。

UXデザイナーのキムさんが「ユーザーリサーチではどんな情報を取捨選択するか、その分析に力を入れている」と話していたのが印象的でした。

そして、取捨選択をするにも、「誰に」「何を聞きたいのか」という目的と「ゴール設定」をリサーチ前に必ず決めておくことをディスカッションを通じて学ぶことができました。

他にも「あるある問題」続出!?学びの声も

ディスカッションの内容は動画で学ぶUX「YOU X TUBO」から、効果的なリサーチとは?でみることができます。動画を見たスタッフから学びの声も多くいただきました。

ユーザーの声は貴重で重要だけど、全部の声がそうだとは限らない。予算を使ってリサーチすると、「無駄にならないように使わなきゃ」という心理が働いてしまうのには納得。

デザイナー(女性)

何を知りたいのかという明確なゴール設定がないと振り回されてしまう

エンジニア(男性)

リサーチの結果だけでなく、どうリサーチしたのかというコンテキストも考慮しないと誤った結果を使いかねない。その視点はなかった!

プロダクトマネージャ(男性)

あるあるなリサーチの問題に気づく視点を動画で学べば、次のリサーチはもっと有益になります。是非ご覧ください!

BtoB人事業務アプリのコンサルタント→エンジニア→BtoCのWebディレクターを経て、再度BtoB業務アプリとなる物流プラットフォームのUIUXに挑戦。オンライン/オフライン双方でのBtoBUXを改善すべく奮闘中。

まずは言葉を覚えよう

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