UX DAYS TOKYOスタッフのイケダマリカと申します。
工業デザイン系の大学・大学院でプロダクトデザイン・サービスデザインを学び、卒業後はスタートアップでデザイナーとして働いています。
ユーザーリサーチ、UX設計、UIデザイン、フロントエンドコーディングなどできることはなんでもやる姿勢で幅広い領域を担当しています。
UXはなんとなく知ってるけど悩む日々
デザイナーと名乗って仕事をしているもののUXについては専門教育を受けたわけではないので、まわりのアプリをよく観察したり、日々の情報収集や業務で困ったことや課題に思ったことを調べたりするなど手探りの経験則頼りでこれまで業務をなんとか進めていました。
やりたいデザイン案を実現するためには実装可能・ビジネス的に持続可能なものでなくてはならないと考え、「どういう案ならば実装が高速にできるか知りたい」、「あたらしい技術を学びアプローチの幅を広げたい」とデザインの次の知識の柱としてエンジニアリングを学びました。
デザイナーとして働き出してからチームのエンジニアに支えられながら学び・実装経験をすることで1年半ほどフロントエンドエンジニアとしても働き、UIデザインxフロントエンドのスキルの掛け合わせで実現できることの幅は増えてきました。
しかし、デザイナー以外の人と関わって仕事をする機会が増えたことによって、エンジニアやビジネス方面の人と比べ自分の専門であるデザインの領域に近いUXのことについて尋ねられても本の受け売りだったりネットでググればすぐに出るような表面的な知識しかないように感じていました。
本やwebの記事を読んでみたり勉強会に参加して勉強していましたが、得られるのは断片的な知識で、UXの知識を体系的に積み上げたい!でもどこから手をつけていいんだろうと勉強の仕方に悩んでいました。
UXDTのスタッフに応募したきっかけ
UXの学習を悩みながらもしていたある日、facebookで偶然見つけたUX DAYS TOKYOのワークショップ「社内ユーザビリティテスト検定」に参加しました。
知識としては知っていたユーザビリティテストですが、実際にテストを被験者・モデレーターの立場でやってみて実践経験し、その上で指導してもらう学び方の有効性を実感しました。「知っている」と「実際にやってみる」、「場面に合わせて正しい方法を使いこなす」にはそれぞれ大きな開きがあることを痛感しました。
ワークショップで主催団体UXDTスタッフ活動のことを知り、UXの正しい認知のための真剣活動をすることを参加を決めました。
スタッフグループ内での基礎の学習や事例を通して自分で考えて得た知識をUXDTブログや勉強会で自分の言葉でアウトプットすることによって自分の知識も深まる。これらの活動がUXの正しい基礎知識を発信する一助になればと思っています。志の高いメンバーと活動することでいい影響を受けあえれれば良いと期待しています。
UXDTスタッフで約1ヶ月活動して
スタッフとして活動しているメンバーの職種がエンジニア・ディレクターの方が思った以上に多かったことが特色だと思いました。
IDEOのTime Brownの「デザインはデザイナーだけに任せるには重要過ぎる」という言葉もあり、特にUXについてはUXデザイナーだけに任せていれば良いものができるという姿勢ではなく、社内を広く巻き込みたいと考えていました。UXDTにはさまざまな職種のメンバーがいること、全員で真摯にUXにむきあっていることはとても心強いです。
UXをしっかり理解し使いこなすには「正しい知識をつける」「視点を変えること」が重要であるとスタッフ活動を通してわかってきました。
自分に問題発見・解決の視点が足りていない自覚がなかったことがグループ活動をしてはじめてわかりました。
日々スタッフ間のfacebookグループで共有される問題について自分なりに考える、言葉にすることで問題発見・問題の本質をみる視点を少しずつ養っています。
今まで少し考えてみてわからなかったら答えをググって探す習慣がありました。自分で答えに至るまでにしっかり考えることで答えがわかった時の考え方、気づきが視点を作り上げて行くのかな。。。とまだまだ未熟者ですがそう考え・学んでいます。
これからの活動目標: UXの視点を変える・広める
私は自分の関わるサービス・ビジネスがよりユーザーにとって便利で愛されるものにするため、UXの視点を変える体験を一緒に働いている人たちにもして欲しいと思っています。
UXを広める身近な組織としてまずはチーム・社内に知識を共有し、やりたいことができるようにしていく取り組みを発信できるような成果をあげることも中長期目標として目指しています。