TOP テクノロジー・技術 AI AIバブル論の構造を読み解く──PM・デザイナーが身につけたい基礎知識

AIバブル論の構造を読み解く──PM・デザイナーが身につけたい基礎知識

「AIバブル」は本当に起きているのか?

技術と市場のズレが生む“期待”と“危険”
そして、これからの私たちが学ぶべきこと

「AIバブル」という言葉を聞くと、そうかもしれないし、そうでもない気もする——多くの方がそんな曖昧さを感じているのではないでしょうか。
実際、AIを取り巻く状況には“バブル的な側面”と、“本質的な進化”の両方が存在しています。

本記事ではその両面を整理しながら、これからプロダクトマネージャーやデザイナーがどのようにAIと向き合っていくべきかを考えていきます。


■AIが“バブル”だと思う理由

◎1. 過度な期待と過剰投資

AIが何でも解決してくれると期待し、多額の投資をしてしまうケースが増えています。
しかし、AIの特性や限界を理解しないまま導入すると、成果が出ないままプロジェクトが迷走しやすくなります。

◎2. デメリットを理解しないままの開発

AIのバイアス、品質の揺らぎ、説明性の問題などを理解しないまま進めると、
ユーザーにとって危険な体験や、不信感につながるプロダクトが生まれてしまいます。


■それでも“バブルではない”理由

◎最先端でAIを扱う現場は本質を理解している

本物のAI研究者やプロダクト開発者は、AIの中身と限界を深く理解したうえで、
「次に何が必要か」「どう社会実装するか」を考えながら開発を進めています。

◎技術進化と市場の受容には“時間差”がある

AIが急速に進化している一方で、市場やユーザーの理解は追いついていません。
このギャップこそ、現在の「バブルっぽさ」を生み出している要因です。


■いま求められるのは、PMとデザイナーの“つなぐ力”

技術と市場がずれているからこそ、プロダクトマネージャーやデザイナーの役割が重要になります。

  • ユーザーが何に困っているのか
  • どんな文脈でAIが役に立つのか
  • どこにAIを使うべきで、どこは使うべきでないのか

これらを理解し「技術とニーズをつなぐ設計」をすることが求められています。

AIを知らずにAIに任せてしまうことは、最も危険です。


■AIと信頼の問題に向き合う必要がある

AIは論理的でフラットに見えますが、実際には人間のデータから学ぶため、
人が持つバイアスをそのまま引き継ぐことがあります。

また、ユーザーは「AIが相手」というだけで不安を感じたり、
一度でも嫌な体験をすると強い不信感を抱くことがあります。

だからこそ、AIプロダクトには「技術の正しさ」だけでなく、
「安心できる体験設計」と「信頼を積み上げるコミュニケーション」が欠かせません


■PoCがますます重要になる理由

AIプロダクトは、実際に動かしてみないと見えない部分が多い領域です。

そのため、机上の議論ではなく、
PoC(概念実証)でユーザーの反応や現実の課題を確認しながら進めることが、これまで以上に重要になっています。

AIストラテジストのグレッグさんのワークショップではPoCを数時間〜数日で検証する方法を学びました。実際に行う方法やコンサルタント依頼も可能です!


■これから必要なのは「AIを学び、使いこなすプロダクトづくり」

AIバブルかどうかは、AIそのものではなく、私たちの向き合い方で決まります。
技術を盲信するのでも、拒否するのでもなく、
正しく理解し、ユーザーのリアルなニーズと結びつけてプロダクトに活かすことが重要です。

プロダクトマネージャーやデザイナーは、
これからますます「AIの仕組み」「AIの限界」「AIを活かす文脈」を理解する必要があります。

AIを学ぶことは、単に技術を知るためではなく、
ユーザーにとって価値あるプロダクトをつくるための必須スキルになりつつあります。


■まとめ

AIは確かに便利で強力な技術ですが、正しく使わなければ信頼を失い、逆効果を生むことがあります。
だからこそ私たちは、ユーザーのニーズを丁寧に捉えながら、AIを適切に活用したプロダクト設計を実践していく必要があります。

そしてそのために、今こそAIを深く学ぶことが大切だと感じています。

UX DAYS TOKYO オーガナイザ/デジタルマーケティングコンサルタント 著書 ・ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザインGoogle Search Consoleの教科書 毎年春に行われているUX DAYS TOKYOは私自身の学びの場にもなっています。学んだ知識を実践し勉強会やブログなどでフィードバックしています。 UXは奥が深いので、みなさん一緒に勉強していきましょう! スローガンは「早く学ぶより深く学ぶ」「本質のUXを突き止める」です。

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