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Yes Noボタンの設問デザインを考える

Googleのサイトで、赤色でデザインされた設問がありました。これをベースに設問のデザインについて考えてみました。

以下は、”デジタルマーケティングの基礎知識に自身がありますか?”という設問に関する「Yes」「No」を選択する画面です。
設問に対する回答のボタンの色は共に赤色で、「はい」「いいえ」の順番に表示されています。

Googleの設問デザイン

「はい」「いいえ」が同じ赤色であり、「はい」が左に設置している実際のデザイン

意図的に「はい」を誘導しないために、「はい」を右に配置し、「いいえ」も同じ赤色にしたのかも知れませんが、「yes」の意味に赤色はあまり良い判断ではありません。

設置位置

まず、位置の関してです。
Yes/Noの設問ボタンで、「はい」が左に来ているケースを見ますが、左から右に流れる視点の流れのため、「はい」は右に設置するのが一般的です。しかし、今回の例のように、並列で選択させるべき場合は左側にあっても問題はないでしょう。

ただし、設問の意図を理解せず、コードの実装上の都合で、結果として「はい」が左に来てしまうのは問題です。設問の意図を理解し適切な位置に設置しましょう。

色の選定

色も重要な要素です。
例えば、信号機の色が全て同じ色で、言葉だけで表記されていたら、ユーザーの反応は鈍くなります。つまり、色によって、情報を伝えています。つまり、色を正しく付けることで、情報や意味を伝えやすくしています。

今回のデザインを、「はい」を右に設置し、緑色を採用しました。

「はい」「Yes」などの進行的な要素は右に。そして、グリーン系統の青などを用いる例

デザイン比較

どのデザインがわかりやすいでしょうか?

設問によってあえてフラットにする場合もありますし、ナッジする場合もあります。
しかし、その誘導がユーザーのためでなく企業視点でのダークパターンになってしまうこともあるので、気を付けてデザインしていきましょう。

UX DAYS TOKYO オーガナイザ/デジタルマーケティングコンサルタント 著書 ・ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザインGoogle Search Consoleの教科書 毎年春に行われているUX DAYS TOKYOは私自身の学びの場にもなっています。学んだ知識を実践し勉強会やブログなどでフィードバックしています。 UXは奥が深いので、みなさん一緒に勉強していきましょう! スローガンは「早く学ぶより深く学ぶ」「本質のUXを突き止める」です。

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