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UX読書会に参加する意義とは?目的・やり方・効果を徹底解説

読書会の効果
読む → まとめる → 発表 → 考える の学びの循環がインプットを深める

なぜ「UX読書会」参加?意義と目的を整理

UX(ユーザー体験)領域でスキルを高めたい、思考を深めたいと感じているなら、読書会はただの “読書” を超えた学びの場になります。
特にUX DAYS TOKYOが行っている「UX読書会」は、本を読むだけで終わらず、アウトプット・対話・修正というサイクルを取り入れることで、次の3つの目的が明確になります。

  1. 発表・アウトプットを通じて、自分の理解を整理する
     本を読んで「なんとなく分かったつもり」になっていても、他者に説明しようとすると「自分の理解って本当に合ってるのか?」と振り返ることになります。アウトプットは、理解を“定着”させるための強力なプロセスです。
  2. 他人の意見を聞いて、自分とは異なる視点を得る
     同じ本を読んでも、人によって刺さる部分・捉え方は異なります。読書会では多様な解釈を聞くことで、自分の視点が広がり、気づかなかった点が見えてきます。
  3. 自分の解釈がズレていたときに、軌道修正ができる
     独りで読むだけでは誤った読み方・浅い理解で進んでしまうことがあります。読書会で共有・議論をすると、誤解・偏った解釈を発見し、正しい方向へ軌道修正できます。

――以上を通じて、UX読書会は「ただ読む」ではなく「深く理解 × 多様な視点 ×実践的な学び」につながる場と言えます。

UX読書会での3つのメリット

読書会を継続して行うことで、以下のような効果が見えてきます。

1. 【期限/リミット】が自分を動かす

「いつか読もう…」と思った本も、読書会という“開催日”と“発表日”があることで、自然と自分を追い込めます。期限があることで “学びの習慣化” に向かいやすくなります。

2. 【仲間と一緒】だからモチベーションが続く

「一人じゃない」という安心感・共感が、継続学習では大きな鍵です。「次回までに読む」「自分の発表準備をしよう」といった共有の流れが、学びのリズムをつくります。

3. 読む → まとめる → 発表 → ディスカッション(チェック)→考える の「学びの循環」がインプットを深める

ただ本を読むだけよりも、「読む」「整理(まとめ)」「伝える(発表)」「他者の意見を聞いて考える」というサイクルを回すことで、理解が深まり、記憶にも定着しやすくなります
いかがでしょうか?つい先日のことさえも人は忘れてしまうものです。だからこそ、繰り返し必要で、読書会がとても効果的なのです。

さらに、ディスカッションで自分の考えが間違っていることに自然と気がつくことができます。こうした読書会を通じて “自分のスキルやキャリアのために価値ある場に身を置くこと” の大切さも実感できます。学び続ける環境、刺激ある場で自分を磨くこと、それがUX実務/キャリア形成において非常に価値があります。

効果的なUX読書会の進め方:手順とポイント

では、実際にUX読書会を進める際のおすすめ手順をご紹介します。AI時代だからこそ、テクノロジーも利用しつつ、自分で考えることを忘れない読書会の方法です。

ステップ1:AIを上手に使って“読む前準備”を

まず、本を読む前に、AIツール(例:NotebookLM)を使って書籍の概要や重要ポイントを整理しておくと、読書効率が格段に上がります。
こうした準備をすることで「どこを深く読めばいいか」「どんな問いを持って読めばいいか」が明確になり、読書が戦略的になります。

ステップ2:自分で本を読む

概要を把握したら、自分自身で読書を行います。UX関連書籍なら、「この理論が自分の現場でどう使えるか」「自分の経験とどこがリンクするか」といった問いを持って読むと、ただの知識取得ではなく“自分ごと化”されます。

ステップ3:自分の解釈も含めてスライドを作成・発表

読んだ内容+自分なりの解釈を整理し、スライド(プレゼン資料)を作って発表します。
この発表により、自分の理解が“見える化”され、自分だけでは気づけなかった疑問も浮かびます。
さらに、他の参加者の発表を聞くことで「その捉え方もあったか!」という“違い”=“気づき”を得られます。

この「準備 → 読む → アウトプット → ディスカッション」の流れは、読書会を単なる“知識インプット”の場から“実践的学びの場”へと転換します。

続けることで得られる「効果」3つ

読書会を継続していくことで、次のような変化が起きやすくなります:

  • 学びが習慣化され、「次に何を読むか・どう理解するか」が自分で設計できるようになる
  • 自分の「読む → まとめる → 発表する」というサイクルが自然に回り、理解の浅さ・偏りが徐々に減る
  • 他者の視点を取り入れることで、思考の幅が広がり、UXデザインやプロジェクト現場で使える “問い” が深まる
  • 「自分ひとりじゃない場で学ぶ」ことで安心感と刺激が生まれ、学習意欲が維持されやすくなる

こうして、UX読書会は「知識を得る」だけでなく「思考力を鍛える」「視野を広げる」「実践力を高める」ための仕組みとなります。

あなたのキャリアに活きる「価値ある場」に身を置くという選択

キャリアを意識してスキルを磨くなら、価値ある“場”を選ぶことが重要です。UX読書会はまさにその “場” となり得ます。

  • ただ漫然と学ぶよりも、他者と交わりながらアウトプットを前提に学ぶことで、学びの質が上がる
  • 自分で考える機会が格段に増え、その結果、実務での応用力・思考力・主体性が鍛えられる
  • 「学びを自分のものにする」ために、積極的に発言・参加・共有する場に身を置くことで、キャリアの可能性も広がります

今すぐ始めよう:UX読書会参加の第一歩

もしあなたが「UXをもっと深めたい」「思考を整理したい」「他者の視点も取り入れたい」と感じているなら、UX読書会はその願いを叶える場です。
今すぐ下記をチェックしてみましょう:

  • 次回のUX読書会のテーマ/書籍案を確認
  • 自分が発表したい範囲・スライド構成を仮で考えておく
  • AIツールで書籍の概要を先に見て、“読むための問い”を準備しておく

「知る」だけで終わらせず、他者と交わりながら、自分の解釈も出して、発表もして――といった“学びの循環”を始めてみましょう。価値ある場に身を置くこと、自分を少しチャレンジさせること。それが変化を生み出します。あなたの学びに、UX読書会はきっと力を貸してくれます。お気軽にご参加ください。

UX DAYS TOKYO オーガナイザ/デジタルマーケティングコンサルタント 著書 ・ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザインGoogle Search Consoleの教科書 毎年春に行われているUX DAYS TOKYOは私自身の学びの場にもなっています。学んだ知識を実践し勉強会やブログなどでフィードバックしています。 UXは奥が深いので、みなさん一緒に勉強していきましょう! スローガンは「早く学ぶより深く学ぶ」「本質のUXを突き止める」です。

まずは言葉を覚えよう

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