TOP お知らせ 読書会レポート 成功は楽して手に入れるもの

成功は楽して手に入れるもの

最小限の努力で最大の結果を出す書籍「エフォートレス思考」(著者:グレッグ・マキューン)の読書会を行いました。この書籍は、前回の読書会で取り上げた無駄を省く考え方が学べる書籍「エッセンシャル思考」の続編で、実行するにあたって具体的にどうすれば良いかの方法が書かれています。

エッセンシャル思考では何をやるか、エフォートレス思考ではどのようにやるかを学べます。

最小限の力で最大限の成果を発揮する

「エッセンシャル思考」では、最も重要な「本質目標」を設定したうえで集中することを学びました。

しかしながら、現実には重要だと思えることが多く存在します。重要なことに絞ってもやることが多すぎてキャパオーバー、という状態に陥ってしまいます。キャパオーバーになれば、何かを諦めるかやり方を変えるしかありません。

エフォートレス思考書籍より

やり方を変え、力を抜いて成果を出す仕組みを作るのが「エフォートレス思考」です。

エフォートレス思考は怠惰ではない

努力と根性で問題を解決することだけが正解ではありません。頭を使って一番簡単な問題を見つけ、難易度を下げるという方法もあります。

エフォートレス思考書籍より

エフォートレスという言葉から「努力をしない」「だらしない」と思われがちですが、そうではありません。人間には認知容易性バイアスという認知バイアスがあり、困難なことを避けて簡単なことを好むようにできています。

アニメやドラマには苦労して成功したというストーリーが多くありますが、楽をする仕組みを考えて成功したというストーリーはほとんどありません。物語としてはつまらないからです。

エフォートレス思考を身につけるには、「エフォートレスな精神」「エフォートレスな行動」「エフォートレスの仕組み化」という3つのステップが必要です。

エフォートレス思考を身につける3つのステップ

  1. エフォートレスな精神
  2. エフォートレスな行動
  3. エフォートレスの仕組み化

エフォートレスな精神はネガティブを捨てること

エフォートレスな精神のためには、頭の中にある不用品を手放すことが必要だとありました。PCやスマートフォンのバックグラウンドで動作している不要なプログラムのように、脳の動きを邪魔して遅くするからです。

私は集中できないときに瞑想をすると、頭の中がスッキリします。そこで、「頭の中のにある不用なものを手放すことはマインドフルネス瞑想に似ている」と話題にしたら、UX DAYS TOKYOオーガナイザの大本さんも瞑想をされているということで、話が盛り上がりました。

マインドフルネス瞑想は、GoogleなどのIT企業でも取り入れられている方法で、今の瞬間に意識を向け、ありのままの自分を受け入れます。マインドフルネスを行うことで、脳がリセットされます。

足りないものではなく今あるものに目を向ける書籍より

図のように、後悔や嫉妬、将来への不安といったネガティブな「足りないもの」で脳内が埋め尽くされてしまうと、自由なスペースがどんどん減ってしまいます。逆に、今あるものを受け入れて感謝すると、心が充足されて創造性が高まり、成長につながっていきます。

エフォートレスな行動はやりすぎないこと

エフォートレスな行動は、より少ない努力でより大きな成果を出すことで、具体的には「目的を明確にする」「小さなことから始める」などが紹介されていました。中でも印象的だったのが、やりすぎてはいけないということです。

人は全力疾走すると疲れてしまい、持続することができなくなります。1日に無理せず進められる上限を決め、ゆっくり確実に進めることが重要なのです。

図は、南極点到達点レースの例を説明したスライドです。天気のいい時に全力で進んでしまえ、という精神では命を落としてしまうことすらあります。

南極点到達レースの例

命を落とすとまではいかないまでも、何かをやる時に最初は張り切っても後が続かないということがよくあります。「健康のためにウォーキングを始めよう」と決めて、初日は2時間みっちりと歩いたものの、1週間も続かなかったという経験はあるのではないでしょうか。「靴を履いて10分だけ歩いてみる」というようにハードルを下げると物足りない気がしますが、苦労したという感覚もなく継続できます。

自分の話で恐縮ですが、私はスタディサプリというアプリで英語の勉強を1年以上続けています。1セクションが完了すると、図のように継続したことを褒めてくれるので、モチベーションになっています。1セクションは短いものだと1分かかりません。まずはアプリを起動することにし、1週間で3時間半(1日30分)勉強したらそれ以上やりませんでした。いつの間にか続けることができているのは、やり過ぎを防いでいたからだと気づきました。

少しでも実行すると褒めてくれるスタディサプリ

エフォートレスな仕組みに欠かせない、一生モノの知識

最後のステップは、何度でも結果が出るエフォートレスな仕組みを作ることです。仕組みを作るには知識を身につけることも必要だとありました。手軽な解決策では目の前の問題しか解決できませんが、一生モノの知識があれば、広範囲なものに応用することができます。

「UX DAYS TOKYOの菊池さんがワークショップで『レシピを覚えるのではなく、出汁の取り方を覚えることが重要』と話していた」と、読書会に参加された方から伺いました。まさにその通りで、レシピだけを覚えてもひとつの料理しかできませんが、出汁の取り方を覚えると様々な料理で使えます。

知識を効率よく身につけられる方法が読書であるとありました。とはいえ、どれを読んだらいいのか分からなくなる事もあります。この本では、古ければ古いほど生き残る可能性が高いというリンディ効果が紹介されており、長く読まれている本を優先して読むことが勧められています。

以前の読書会で取り上げた「7つの習慣」は、まさにリンディ効果に該当すると感じました。

エフォートレスのために今からできること

エフォートレスのための第1ステップは「エフォートレスな精神」です。中でも、体のコンディションを整えることは今からでもできます。

仕事でも勉強でも体調が悪い時に成果を出すのは大変です。私も仕事に集中できない、すぐにスマートフォンで動画を見たくなるという時は、決まって寝不足なことが多いことに気づきました。そこで、睡眠時間を確保するようにしたら、スマートフォンには目もくれず、仕事にも集中できるようになりました。

パフォーマンスを出すためには、頭が働くように体調を整えることが必要なわけです。

頭を使って楽に成功するためにも、まずは睡眠と休息に気を遣ってコンディションを整えることから始め、一番簡単な問題を見つけて実行することを続けていこうと思います。

フリーランスのエンジニア。 2001年東京都立大学(現首都大学東京)経済学部卒業。独立系ソフトハウス(システム開発)、株式会社シンプレクス(金融機関向け取引システムの開発・運用)を経て2011年よりフリーランス。フリーランスになってからは、スマホアプリ、サーバーサイド(Java,Railsなど)と様々なプロジェクトで開発に携わる。現在は会社員時代にお世話になった企業様でRPAプロジェクトで開発を担当している。 ダイエットのためにランニングとヨガを5年ほど続けているが、どちらもガチになる一方で全く痩せないことが最近の悩み。

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