- 日時:4月26日(水)、 19:30 ~ 22:00
- 場所:ヤフー株式会社 大阪オフィス
ワークショップのゴール
- コンテキストを理解
- UX(コンテキストを含む)を考慮したサイトかどうかを見分ける視点を身につける
- UXを取り入れたデザインの考え方を学ぶ
前回は受講者として、今回はスタッフとして「コンテキストの理解と実践ワークショップ」に参加しました。
「同じ内容だと2回も受けると飽きてしまうのでは…?」という気持ちが正直あったのですが、やはりワークショップということもあり前回とは全く違った意見や視点も出てきたので、終わるころには「同じワークショップを2回受けている」という感じは全くありませんでした。
コンテキストについて考える
「コンテキストとは何か?」から始まり、具体的な例を挙げながらスライドで説明し、参加者全体の理解を深めました。
簡単にスライドで説明した後はL’OREMで連載されていた「コンテキストを理解する」の記事をグループごとに読み、要点をまとめた上で感じたことを発表しました。
コンテキストデザインの考え方
- コンテキストがユーザーの行動に特に影響がない限り一般的にコンテキストの優先順位は高くない。
- 全てのコンテキストが、常に絶対に大切な要素だとは必ずしも言えない。
- デザインの中でそれが適切か適切でないかという線引きは明確ではない。調査し、テストし、あなたの直感を信じて、どのコンテキストの要素を使えばいいかを選択しデザインに役立る必要がある。
- この結果を導き出すために調査や考察をすることには価値がある。
- 状況が変われば、突然何かのコンテキストの要素が重要になってくる。
コンテキストは、パスタで言えば塩のようなもの。意識しないといけないけれどもそれを目的にしてもいけないということでした。
「コンテキスト」という言葉が独り歩きをしている印象で、コンテキストは重視しないといけないものなのでは??という気持ちが自分自身にもあったので、今回学んだことを活かしてコンテキストについて考えていこうと感じました。
ワークショップ
コンテキストと要件(タスク)が含まれたストーリーに沿って、目的を達成するためにサイトを訪れそのサイトを評価するというものでした。
今回の要件で利用するのは旅行予約サイト。
各々が目的に応じてサイトを使ってみて、使ったサイト・何故そのサイトを選んだか?良かった点悪かった点などを発表してもらいました。
私が前回も今回も面白いと思ったのはこのワークショップの部分で、サイト選びの基準や視点は本当に人それぞれで、操作方法も異なっています。
ただ、「このサイトのここが使いにくかった」「このサイトのここは優れている」というのは共通の意見であったりするので、
コンテキストや要件が異なっていたとしてもある程度の使いやすいUIというものは存在するのだなという印象でした。
参加者からの声
帰り際に「参加して良かったです!」と何人にも声をかけていただきました。
「今まで必要だと思っていたけれども勉強してこなかったのでいいきっかけになりました。」
という声や
「UXデザイナーですが今まで参加したどのセミナーより学びが多く、自分の中での答えと繋がったセミナーでした。」
という声をいただきました。
最近よく耳にするようになった「コンテキスト」という言葉や「UX」という言葉ですが、様々な書籍やブログ記事を読んでも具体的には書かれていなかったり、少しズレた内容だったという話も聞くので、UX DAYS TOKYOのように、UXの大規模なカンファレンスを主催しているような団体が開催しているセミナーで学ぶことは、より理解を深められる改めて感じました。
6月29日に大阪でワークショップが開催決定!
好評だった大阪のワークショップですが、6月末に開催が決定しました!
6月29日の19:30〜、株式会社インパス様での開催です。
お申込みはconnpassのイベントページ「「UXワークショップ「コンテキストの理解と実践」からお願いします。