UX DAYS TOKYO 2020にビジュアル・シンキングのスペシャリストでもある、エバ・ロッタ・ラムのワークショップを開催します。日本で開催予定のワークショップは2019年にイタリアで開催された内容になります。そのワークショップのレポートが、主催のAvanscoperta社によって公開されているので翻訳紹介します。
同ワークショップには、UX DAYS TOKYO代表の菊池と大本も参加しました。
10月末に20人がミラノに集まり「ビジュアル・シンキング」の入門編として、単純なビジュアルと、空間構造を使用した思考とコミュニケーションについて学んでいただきました。
主催者である私にとっても、2日間のワークショップは興奮するものになりました。自分の持つ考えや、アイデアをビジュアル的に表現する理論が学べる、新しい形式のワークショップでした。
1日目―ペンや紙と友達になる
初日は、実用的なスケッチの基本を学んでいただきました。オブジェクト・人物・アクション・概念をいかにシンプルに、明快に描くための練習に専念していただきました。
絵を描くことに慣れるための練習と改善に加えて、シンプルでわかりやすい絵になるよう、描画するものを簡素化する取り組みました。
遠近法の扱い方や影の付け方、概念や構造が視覚的にわかりやすくなる方法をトレーニングしました。
2日目–新たな力を解き放つ
2日目は、1日目に学んだスキルを使って、実用的なアプリケーション開発で利用できるビジュアル化の方法を学んでいただきました。視覚的な方法で行うメモやスケッチの描き方や、説明の描き方、テンプレートの利用方法、一連の視覚的なストーリーテリングを学び、ワークショップを締めくくりました。
参加者は自分たちが選択したトピックについて、1人またはグループで複雑なテーマを視覚的に描いて説明を行いました。自分の仕事ではどのように利用できるかなど、他の参加者とフィードバックをし合い、とても有意義な時間となりました。
参加者には、ヨーロッパ中のデザイナー、開発者、製品担当者、研究者、アジャイルコーチ、ファシリテーターなどの素晴らしい国際的なグループと、日本からの2人の参加者がいました。
参加者とビジュアル・シンキングの理論と実践を深く掘り下げるため、練習を行い、参加者全員に個人的なフィードバックを与えたいと思っています。この先もワークショップを開催することが楽しみになりました。
ワークショップ参加者の感想
主催者である私(Avanscoperta社)から、最後にワークショップ参加者の感想をご紹介させていただきます。
エバ・ロッタ氏の熱意を感じ、とても楽しむことができました。彼女は非常に知識が豊富で、誰に対しても丁寧にわかりやすく説明してくれました。 さらに、彼女は自分の持つスキルや知識を惜しみなく共有してくれました。とても素晴らしかったです。
絵を描いたり、スケッチを行うことで、子供の頃の魔法(創造性)を再発見したいという気持ちにさせてくれました。
「絵を描くなんて無理」という人でも、絵が得意な人も、たった2日間のワークショップを体験すれば、自分の上達具合に驚くことでしょう。
スケッチノートを描いたり、アイデアをビジュアル化したいのであれば、エバ・ロッタ・ラムがその方法を教えてくれます。ビジュアルスケッチをいつ、どこで、どのように利用できるか、実用的なアドバイスとやり方が見つかります!