カイロメーカーが例年になく業績を上げているという情報を目にしました。その理由は、通常のカイロの平均温度より10度高いカイロを作ったことが売上をあげた理由だそうです。
熱いカイロがなぜ売れる?
カイロをつけると低温火傷するので、熱くして大丈夫?って思ったりしたのですが、ユーザーの利用シーンでこの熱いカイロ「マグマ」が売れているそうです。
例えば、スポーツ観戦などをしている場合、運動はしていないので寒くなってしまいます。
私はスノーボードをするのですが、スポーツしていても寒い日は、カイロをつけてもその存在を忘れてしまうくらい寒くなってしまうことがあります。
昔、不動産案内のバイトをしていた時もじっとしていたので、カイロをいくつもつけていました。
何十年も見直されなかった設定温度を変えたきっかけは何だ?
2019年の新入社員が会議で、「工事現場でバイトしたいた時、カイロめっちゃはっても寒かったんです。」という一言からだそうです。
ユーザーの声はイノベーションの塊
今回の例だけでなく、ユーザーの声をそのまま商品化して爆発的に売れるケースは少なくありません。
机上の仕事で頭を抱えていてもアイディアは浮かびません。ユーザーの心理・本意を知り、ユーザーにとって価値あるものを提供することができれば、自ずと売れるようになります。
今回の新入社員の棚ぼたのようなこともあるかも知れませんが、ユーザーをきちんとリサーチしていれば、棚ぼたアイディアでなく、イノベーションを生むことができます。
そのためにもUX設計をしていきましょう。UXは、デジタルやUIだけのものではありません。