UX DAYS TOKYOの公式YouTubeチャンネル「You x Tubo(ゆーえっくす・つぼ )」では、UXに関する様々なテーマについて、ディスカッションやワークショップのご案内をしています。
第10回では、『ブランドコピー(模倣)について』をテーマに、スタッフ内でディスカッションしました。
前回のディスカッションでは、ブランドについて話しました。仕事におけるあらゆる活動がブランド作りに通じることを学びました。ただ、自分たちのブランドが時に真似されてしまう「ブランドのコピー」をどう扱うか、自分たちのブランドをどう守っていくかがテーマです。
ブランドがコピーされたら放置してはいけない
ブランドのコピーを放置しておくと自分たちのビジネスに損害が出てしまいます。
例えば、ブログ記事が真似されたとします。ユーザーは欲しい情報が得られるのであれば、掲載しているサイトはどこでも良いかもしれません。自分たちが書いた記事を、別のメディアが真似していた場合は、アクセス数が奪われることになります。
「アクセス数なら大きな実害にはならない」と思う方もいるでしょう。しかし、自分たちの事業のコアとなる商品がコピーされたら売上が下がります。
例えば有料の動画コンテンツがコピーされ、かつ安値で売り出されていたらどうでしょうか。ユーザーはコピーされたものとは知らず、安い方がお得と思ってコピー商品を買うかもしれません。そうなった場合は自社の売り上げが落ちて、損害を受けてしまいます。
コピー商品によって実害を被ることがあるので、自分たちのブランドを守っていく必要があります。
しかし、どこまでがコピーか曖昧な中で、全てを取締ることができるのでしょうか?
ブランドを守るためにUX視点を取り入れる
ブランドを守るためには、UX視点を取り入れることが必要です。なぜならUX視点でサービス開発することで、他社が真似できない「ユーザーからの信頼」を得られるためです。
目に見える機能やデザインをコピーすることは簡単です。しかし、本質的な価値であるユーザーからの信頼までコピーすることはできません。表面的な価値をコピーしても、本質を理解していないため、新たなサービスを生み出すことも、派生させることもできません。
ユーザーからの信頼を積み重ねるためには、UX視点でサービスを作る必要があります。ユーザーにとって本当に価値があるものは何か、ユーザーが何を求めているのかを考え続ける行動によって、信頼を得られます。信頼は一朝一夕で作られるものではなく、日々の行動を積み重ねることで作られるものです。
常日頃からUXを取り入れて、ユーザーへの価値提供を第一に考えていれば、コピー商品が出てきたとしても、脅威には感じないでしょう。
実例を交えてブランドのコピーに向き合う方法を紹介
動画では実例を交えながら、ブランドを守るために自分たちが何をすべきなのかをご紹介しています。
動画を見ていただき自社のブランドを守るだけでなく、高めていくために必要なUXの重要性を理解しましょう。