経営者にも参加してほしい” UXワークショップ “

第18回「コンテキストの理解と実践」レポート

エンジニアと女性の参加が多いワークショップ

2017年9月14日(金)に【第18回】「コンテキストの理解と実践:UXワークショップ」が開催されました。

  • 日時:2017年9月14日(金) 19時~22時
  • 場所:TAM東京
  • 参加人数:約25名
  • モデレーター:大本 あかね(Web Directions East)、山田 和広(PR TIMES)

UXデザイナーはもちろん、エンジニア、ディレクターなど幅広い職種から約25名ほどの方にご参加いただきました。今回だけなのにかもですが、特に女性の参加が多く議論が活発に行われていました。

初めて参加したワークショップでしたが、座学のセッションとワークショップを交えて、コンテキストについて学ぶことができました。自分の感想も含めて当日の様子や会場の様子などをレポートさせていただきます。

考える座学とワークショップ

  • 「コンテキスト」は文脈だけの解釈では甘い
  • コンテキストについて初めてふれる
  • ケニー・ボールズの記事を読み合わせる
  • コンテキストを考える7つの切り口
  • 懇親会では交流が盛んで質問の嵐
  • 経営者や初めての方にも参加できるワークショップ

「コンテキスト」は文脈だけの解釈では甘い

このワークショップで「コンテキスト」の解説がでてきたのですが、正直、受講するまで漠然としていました。また、その重要性について理解することができました。

コンテキストについて初めてふれる

まずは「コンテキスト」を知っていますか? という質問に大半の方は「コンテキスト」について聞いたことはあるが、意味は理解していないという方が多かったようです。

自分も、座学からいきなり「画像の中のコンテキストって何なの?」ってお題に入り、あれ?なんだっけ?って思ってしまいました。

わからなくても良いのでまずは写真を見て「コンテキスト」を自由に回答しました。参加者の方の意見も踏まえて以下のメモしました。

  • 歩きながらみている
  • 携帯をみている
  • 友達を待ち合わせのためにマップをみている
  • 時間帯は昼。
  • 40代くらいの女性かな?
  • ショッピングをしているかも知れない
  • 二つ折携帯なので昔の写真

人により様々なご意見が出て、コンテキストもそれぞれ捉え方が異なっていることがわかりました。特に、日本のUX関係の書籍では文脈と表現していることが多いためわかりにくくなっているようです。

そこで、スピーカーであるUXDTのスタッフの山田氏から状況と環境を捉えるようにと解説がありました。その解釈方法で、回答できる方も多くなり、自分も回答することができました。

また、憶測の回答はコンテキストでないこと、UXデザインについての考え方も紹介してもらいました。ちょっとした解釈の違いでもコンテキストの捉え方の理解が深まりました。

  • 日本語で言うと「文脈」という意味。
  • 理解する勉強方法としては写真をみて「状況」や「環境」ということで考える
  • 予測はバイアス
  • どんなところが状況だったり環境だったのかというのを目的だったりタスクだったり、ユーザー体験を分割するとわかりやすくなる

ケニー・ボールズの記事を読み合わせる


グループワークでよりコンテキストの理解が深まる

コンテキストの解説で理解ができたかな?と思った途端に次の画像がお題としてでてきます。また解釈が異なるだけで理解が難しくなりました。

UXDT2017 にスピーカーとして登壇したケニーさんが2013年に記載したコンテキストの記事をグループで読み合わせました。記事としては長いのですが、みんなで読み合わせると短時間で内容を理解することができます。

参加者は、学びに前向きな方が多く、グループワークの時間を延長してのシェアが活性化しているように思えました。休憩中もワークではないのに笑顔を交えながら受講生同士の交流もあり、活発な議論が展開されていました。

プログラミングと違って明快な答えがないため、グループでシェアをすることによってより深い理解ができることを感じました。

コンテキストを考える7つの切り口

ケニーさんの記事は、コンテキストを7つの切り口で解説しています。切り口で考えることで、より見えてくるものが具体的に解説されている良記事です。

この「コンテキストをデザインに落とし込む7つの切り口」についてグループワークでシェアしてもらいました。

切り口-1: デバイス
切り口-2: 環境
切り口-3: 時間
切り口-4: 行動
切り口-5: パーソナル
切り口-6: 場所
切り口-7: ソーシャル

その後、ワークショップを開催しました。この座学の内容とワークショップを通して、参加者がUXが何であり、コンテキストの理解が重要だということを感じている会になりました。

懇親会では交流が盛んで質問の嵐


懇親会では、数時間前にあったばかりの人たちとは思えないような雰囲気でした。活発な交流で同じ課題を一緒にワークすることによって、これだけ交流が深まるのだなと思いました。

また、前向きな方たちが多いので互いにUXについて質問したり、勉強方法をシェアしたりして有意義な懇親会だったと感じます。

経営者や初めての方にも参加できるワークショップ

パソコンを持参せずに、スマホだけでも参加できるUXワークショップなので気軽に受講できます。

わかりやすく解説しているので、UXのセミナーに初めて触れる方でも参加できる内容でした。今回は、ディレクター職の方が多く経営者の方は1名だけでした。

自分も経営者であるため感じるのですが、経営にも役立てる内容やコンセプトなので、もっと経営者の方も増えると良いと感じました。

次回は、女性だけでなく、男性・経営者の方の出席も多数お待ちしております!

林 弘之

この記事を書いた人:林 弘之

所属:株式会社ブルーベア代表取締役
ドラえもんが大好きです
2001年創業の社内ウェブマーケッター研修の専門店です
取得資格:ウェブ解析士マスター,GooglePartner,パソコンインストラクター2級を所持
UXを勉強したい内容:ウェブサイトの顧客へのアプローチをするにあたり必須の技術だと思っています
スタッフ登録した動機:より深くUXが学べる機会だと感じています
今まで参加した中で勉強になった内容:2016年のUXDAYS TOKYOのセミナー