ブログは接触回数で考える

良い記事を長く続ける

オウンドメディアとしてブログを記載している企業は数しれずですが、その目的の多くは、メディアとしてファンを作ることにありました。

しかしながら、運営が長くなると当初の目的が薄れてきて、何のためにブログを記載しているのか不明確になってしまうことがあります。特に、企業だとメディア担当が変わった場合などに起こります。

目的が失われたことが本当の問題点なのにも関わらず、表面的な「文体が変わった」ことでファンが少なくなり、メディアとしての時間をかける価値が失われブログが閉鎖されてしまうケースもあります。

負のスパイラル

また、ブログを記載することで、拡散されると期待して続けてみたものの、思ったようにアクセス数が上がらずやめてしまう、というケースもあります。目的がアクセス数アップなので、アクセスがなければモチベーションも上がらず、良い記事になることはなく、負のスパイラルに突入します。

立ち上げたばかりのメディアはアクセスがないのが当然

立ち上げたばかりのメディアにアクセスがないのは当然です。アクセス数アップを目的に、著名人やインフルエンサー、ブロガーへお願いしてアクセスアップを図ります。

しかし、その記事が面白くなければ誰もはスルーしてしまうだけです。まずは誰のための記事かを明確にすることからはじめます。そのためにペルソナが有効になりますが、それだけでなく、目的自体も変更するとブログを続けることができます。

既存客に向けた接触回数

UX TIMESでも何度も出ている「接触回数」ですが、ブログを記載する目的を、接触回数と捉えると気持ちが変わり継続しやすくなります。

インフルエンサーの拡散は、1つの記事を多くの人に見てもらうことを目的にしていますが、接触回数は「同じ人に何度もアプローチする」という考え方です。

接触回数を増やすためにはブログの記事を多く出すこととなりますが、ただブログの記事を多くだせば良いわけではありません。UXerであれば、ユーザーが読みたい内容、自分が読んで参考になったと思うような内容を記載すべきということはわかりますね!

当たり前だと思う情報でも大丈夫

自分が知っていることは他の人も知っているだろうと思ってしまいがちですが、自分が勉強し調べた内容をまとめるだけでも、他の人が参考になることがあります。決して、ブログの内容は、新しくて優れたものではければならないと思わないでください。

コンテキストから接触回数を増やす

接触回数を増やすには記事数を単純に増やせば良いわけではありません。ユーザーの行動やどのツールで接触しているのかを考慮して、ブログ記事への接触回数を増やすことを考えましょう。

例えば、メールアドレスは知っているけど、メールマガジンの発行をしていないのであれば、ブログ記事をメールマガジンとして発行すると良いでしょう。

もちろん、TwitterなどのSNSはできるだけ多く行う方が良いですが、タイムラインで流れることを考慮して、コンテキスト(時間帯)、書き方、画像の利用方法を工夫します。

記事がたくさんあっても埋もれてしまっては意味がありません。接触回数を増やすことを目的としましょう。

ユーザーがリアクションしやすい状態を作る

ブログ記載のモチベーションを下げないためにも、ユーザーのリアクション(エンゲージメント)がわかるようにしましょう。一人でも何かしらのリアクションがあれば、次に何の記事を記載するべきかのアイディアも出てくることもあります。

単純に「いいね」などのシェアのみでエンゲージメントが高くなっていると思うのではなく、ユーザー心理が表面化される方法はなにかを考えましょう。それはUI実装などで悩む際にも利用できる考え方になります。

ブログ・メディアの運用の心構え:まとめ

ブログを始めるのであれば、目的を既存客に向けた記事にして、その方の目に止まる方法は何かを考え、リアクションがもらえる仕組みや文章にしましょう。

接触回数を増やすためにまずは3ヶ月行い、振り返りをしてみます。3ヶ月間で何ができて、どのようにピボットさせるか、またグロースさせることができるかが見えてくるはずです。

単純に多くの人だけに見てもらうことを目的にせず、ユーザーとのコミュニケーションとして行い、記事を書くモチベーションを下げない仕組みを考えて取り組んでいきましょう。

大本 あかね

UX DAYS TOKYO オーガナイザ/デジタルマーケティングコンサルタント 著書 ・ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザインGoogle Search Consoleの教科書 毎年春に行われているUX DAYS TOKYOは私自身の学びの場にもなっています。学んだ知識を実践し勉強会やブログなどでフィードバックしています。 UXは奥が深いので、みなさん一緒に勉強していきましょう! スローガンは「早く学ぶより深く学ぶ」「本質のUXを突き止める」です。