UX DAYS TOKYOの公式YouTubeチャンネル「You x Tubo(ゆーえっくす・つぼ )」では、UXに関する様々なテーマについて、ディスカッションやワークショップのご案内をしています。
第6回では、UX格言のその2『グローバルナビゲーションは最後に作れ』をテーマに、お話しています。
コンテンツなきデザインは現場で起きている?
動画ではサイトのコンテンツより先にグローバルナビゲーションを作ってしまうケースについて、何が問題なのかディスカッションしています。
現場では本当にそういうことは起きているのでしょうか?
実はUX DAYS TOKYOスタッフの中でもこんな発言がありました。
グロナビを先に作ってしまったかは定かではありませんが、コンテンツよりも先にデザインが先行されてしまうケースはあるようでした。
よくあるメニューを真似てしまう
コンテンツがない状態でグローバルナビゲーションを作ると、似たようなサイトのメニューを真似してしまう、と動画では紹介しています。
ではどんな内容を真似してしまうのでしょうか。そのようなケースに参考となりそうなページを発見しました。
ここではBtoBのサイト制作で最低限必要なページが紹介されています。
BtoBサイトを作る場合、そろえておきたいのは以下の10項目です。
・トップページ
Ferret One
・サービスページ
・ストレングス(強み)ページ
・導入事例ページ
・よくある質問ページ
・お知らせページ
・料金ページ
・ブログ
・お役立ち資料
・お問い合わせフォーム
https://ferret-one.com/blog/btob_website_pattern
グローバルナビゲーションでよく見る内容です。
作るサイトの目的や特性を見ずにこういった情報を見て、コンテンツを用意してしまうとどんなことが起きるでしょうか?
仮のまま進めていいのか?
先に作ってしまう人の言い分には、「とりあえず仮なんだから良いのでは?」「デザインを見たいんだから、中身はおいおいで大丈夫」などがあります。
しかし仮で作ると、
- 仮が仮じゃなくなる(仮にひきづられてサイト内容を検討してしまう)
- 結局作り直すので二度手間になる
- 本当にグロナビに持っていくべきコンテンツが配置できない
ということが発生します。結果として、せっかく用意したコンテンツにユーザーがたどり着けないサイトになります。後でアクセス解析しても、ユーザーがそもそもたどり着けないので、アナリティックスが参考になりません。
離脱率が多い原因がかわからず、作ったコンテンツが無駄になってしまうケースも起こりうるでしょう。
動画では具体的にグローバルナビゲーションを作るための方法をご紹介
動画では具体的にナビゲーションの設計に使える手法や、コンテンツがなかったときにどうしたら良いのかをご紹介しています。
是非、動画を見ていただきユーザーにとってわかりやすいサイトを設計しましょう。