中国でも”歩きスマホ”は「低頭族」と呼ばれて社会問題に
日本でも問題になっている歩きスマホ は、中国でも社会的な問題になっていて「低頭族」と呼ばれているようです。
スマホを見るな!と言われても守らない人はいるだろうし、それを取り締まることができないため、中国政府はいろいろな手段を考えているようです。
例えば、スマホを見て良いとさせる専用の道(ゾーン)を作ったりしているようです。他にも、スマホを見ていて知らずに赤信号で交差点を渡り、故事を起こしてしまう人がいるので、交差点に電車の改札機のようなものを取り付けたりしたようです。
この情報は2017年6月23日 で放映された「モーニングショー」で紹介されたもので、コメンテーターの長嶋一茂さんは「甘やかせすぎ」と言っていたけど、死亡事故に繋がるのであれば何かしらの対策をするもの必要です。
改札機は1週間で撤去
交差点に電車の改札機を取り付けた事例は1週間で取り外されました。撤去の理由は単純で、横断歩道を渡っている最中に赤になってしまったら歩道にはいれなくなったことが理由だそうです。
後から聞けばTVのコメンテーターが言うように、少し考えればわかるものかも知れませんが、実際はこのような失敗は日本でもあったりします。特にWebサイトはユーザビリティテストをしないで平気でローンチしているサイトやシステムがありますが、まさにこれと同じことをしていると言っても過言ではありません。
話を戻し、”スマホ歩きはけしからん!”と言うだけでは問題可決にはならなず、「少し考えればわかる」と否定する人はその代替案が必要だと私は感じます。否定するのは簡単ですが、それを解決することは簡単ではないからです。
問題解決方法を考える
では、この問題の解決方法を考えてみましょう。
問題解決の考え方
以下に私のアイディアを記載していますが、一度考えてみてください。アイディアは考えて出す力が重要で、コロンブスの卵と同じで答えを聞けば。ああ!ってなるだけです。まずは考えてみることが重要です。
問題解決方法(1)改札扉の改善
ヒント:(改善)
まず考えるのは現状の問題解決方法です。既に撤廃されたようですが、撤廃前に気がつけば撤廃せずに活かすこともできるアイディアです。つまり、改善です。
撤廃の理由を深く考える
今回、改札扉が駄目だった理由は車道(横断歩道)から歩道に入ることができなかったとしています。これは歩道から車道(横断歩道)には扉が閉じている時は出られないけど、車道(横断歩道)から歩道に入る時には扉が閉じていても入れる弁の仕組みを利用するれば問題解決ができます。
問題解決方法(2)技術的なアプローチで考える
スマホを見ているということはスマホの画面は見ているということなので、交差点で赤の場合に、スマホに警告画面や音を発するデザインを実装するのはどうでしょうか?
これはGeo fencing(ジオフェンシング)という技術を利用すれば実現可能です。すべての人に同じように出せない場合が出たとしても、周りの人たちが立ち止まれば、スマホ歩きの状態の人でも気づく可能性も高まります。
まとめ
今回は社会的問題の解決をデザインアプローチで改善する方法を考えてみました。
本来はその場の問題をきちんと把握することから問題解決はしなくてはならないですし、日本と中国では人口も異なり日本の常識や考えが通じない場合もあるため、このような改札扉のようなアイディアも発想されたのだと思います。
そのため、今回は改札扉の改善と違うアプローチでのアイディアをだしています。今回のアイディアがベストな回答ではない可能性がありますが、、問題の解決のアイディア出しの糸口になればと考えています。