文字が小さく・多いと、どんなに良いことを記載していても読みたいと思わず、読み飛ばしてしまう経験は誰しもあると思います。にも関わらず、日本では文字が小さく・多く書かれている文章・デザインを見かけることがあります。
読みにくい文字を入れたデザインを採用してしまう思考には、2つの理由があるからと想定されます。
- 丁寧な言葉にすることで、長くなってしまうから仕方ないと思う諦め
- 記載していれば責任が逃れられると思う心理
行動心理と相反することはしない
「記載していればOK」というのは企業側の見解で、少なからず文章にしているのであれば伝えるという目的があるのですから、正しく伝えていきましょう。
そのために、人間の行動心理を理解してデザインしていきましょう。UX TIMESでは人間心理に関わる用語を公開しています。
脳の特性・行動心理に関わる記事
人の脳はできるだけ使わない節約モード「システム1」で動いています。多くのエンジンを利用する「システム2」を使うことは本能で避けてしまいます。デザインやテキストを見て、すぐに理解できないと考える「システム2」のモードに切り替わります。
認知負荷が高く(理解するための認知に時間がかかる)なります。本能として節約モードで動こうとするので、認知負荷が高くなると人は読むこと自体を諦めてしまいます。
認知負荷を高める傾向のもの
- 文字量が多く、小さい場合
- 7つ以上の箇条書きが並んている
- 長ったらしい文章
- 良く理解できない言葉
- 知らない言葉