できるUXデザイナーを確保するには企業の「組織のUX」が必要

UX Days Tokyoも3年になり、UXデザイナーなどUXが肩書に付く方々とコミュニケーションを取ることが多くなりました。
3年目になるUXDTは「組織」をテーマに開催していますが、彼らを見ていると本当に組織でのUXを取り入れるべきだと感じるようになりました。

それはできるUXデザイナーが次々に転職活動をしているということからです。

私の周りの特定の人だけであれば「この業界本当に転職が多いのね?」なんてことくらいだったのかも知れないのですが、UX関係の無料ワークショップを行っていることもあり、定期的にUX関係の方と交流があり、月に10名単位で新しい方々とお会いするのですが、会う人、会う人、転職と聞くのでビックリしています。

UXDTや無料のワークショップで知り合ったUX関係20~30人をピックアップしても、半分の10~15名ほどが転職をすると言うのです。中には、7年以上勤められた方もいますし、3〜5年勤務されている方々の割合が大きく締めています。

企業でUXを浸透させないと戦力者がいなくなる

転職を決定した人たちに「なぜ転職するのか?」と聞くと様々な答えが帰ってきますが、共通して言えるのがUXを会社内で広めようと勉強会を行なっても、UXチームの中の話しになってしまって、思ったとおりの仕事が進まない。というのです。

そのため、彼らは自分たちが行いたいスタートアップ企業や「C」の位のポジションになる企業へ転職を希望してしまうようです。それも、できる人材から企業を去っていくようです。

できるUXデザイナーとできないUXデザイナーの違い

UXのワークショップを行う時にいつも質問していることがあります。それは、「UXを今まで何時間くらい勉強したことがあるか?」という質問です。多くの方は勉強をキチンとしたことがない。どのように勉強したらいいのかわからないと言います。

代表の菊池はNNグループの資格を取得するために200時間以上の講義を受けて、試験(テスト)のために復習もします。これは学術的なものであり、実践とは異なる部分もあるためUX Days Tokyoのようなワークショップも行うことで更にUXを勉強しています。UX Days Tokyoに参加される方はできるUXデザイナーが多く参加されていますが、日本のUXデザイナー中には実務で利用することもなく肩書だけという人も少なくないようです。

できないUXデザイナーたちは、自分ができないことを知っていて勉強しようと、日本のUXの記事を読み漁ります。UXに関しての記事や情報は日本でも多く存在しますが、その記事の多くは欧米の翻訳が多く、直感的ではありません。つまり誤解や解釈の違いが頻発します。結果的に、実務として利用できない状態のUXデザイナーが日本では多く存在しています。

UXデザイナーやUXチームという名は、UXチームを作ってこれから勉強していくという姿勢であれば良いのですが、情報を掻い摘んで、道具も中途半端に利用していただけでは、できるUXデザイナーになることはできません。

最短でできるUXデザイナーになるには?

営業に思われるかも知れませんが、できるUXデザイナーになるには、一流の講師から直接学びを受けるワークショップに参加すべきです。できるUXデザイナーこそ海外にまで勉強するためにカンファレンスやワークショップに参加しています。

そして、柔軟で偏見がなく素直であることも大切です。いくら良い講義を受けても昔の古い凝り固まった考え方では、その内容を吸収できません。

ワークショップ参加でいろいろな感想をいただきますが、できるUXデザイナーになればなるほど、実務でUXを行なっているためワークショップの内容がより理解でき、その凄さを知ることができ、感謝の言葉を受けますが、そうでないUXデザイナーはその違いを感じることができない時もあるようです。

ワークショップでより効果を得るためには毎日の実務での勉強が必要です。世界のどの国でも同じような問題を抱え、同じ道具を利用しています。そして、解決できる能力は考え方になります。

企業やプロジェクトで共通意識を持とう!

できるUXデザイナーが企業に留まり、活躍できるようにするには、経営者をはじめ、「C」の付く権限のある方々に、UX Days Tokyo 2017 に参加し、イノベーションを感じてもらうことが最短ではないかと考えています。

UXはUXチームだけの問題ではありません。企業がプロジェクト全体で捉えて行く必要があります。

ただ、UXチームの人が企業内で説明しても正しい理解が得られない場合もあります。そんな時こそ、カンファレンスに一緒に参加し、UXについて学んではいかがでしょうか?

企業で働く人の意識が変わり、モチベーションがアップする、それらは企業にとって重要な要素です。そして、企業やプロジェクトで共通認識を持ってもらい、より良い日本のサービスを提供してもらいたいと願っています。

学びとしてぜひUX Days Tokyoを利用してもらえればうれしいです。

UX Days Tokyo 2017 「組織で作るUX」

 

関連記事: