UX DAYS TOKYOスタッフの森です。みなさんは、「UXを行うには時間がかかってしまう」と思っていませんか?
UX DAYS TOKYOのスタッフディスカッションでも、そんな話題が出てきました。そこで、「本当にUXの取り組みは長期になってしまうのかのか?」をテーマに、スタッフでディスカッションを行い、マインドを整えることにしました。
UXは長期でないと実現できない?
ディスカッションに参加したメンバーに、「UXの取り組みは長期になるのか、短期でできるのか」という質問があり、それぞれ回答していきました。
長期になる理由としては、プロジェクト全体にUXをどう取り入れるか計画を立てて取り掛かる必要があるから。リリース後もUX改善は終わらないから。顧客の問題は多岐にわたるため、必然的に長期的な取り組みになってしまうから。という回答でした。
一方、「UIの細かい改善なら短期でできる」という回答がありました。このように、UXと一言で行っても、UXの定義や、どこまで導入すればUXなのかという解釈で「長期になってしまう」「短期でもできる」という意見に分かれました。
UX推進には視点を持て!
長期・短期の視点もそうですが、前提の定義や視点によって「UXを組織に浸透できない」と思ってしまうケースがあります。
プロジェクトに少しUXを取り入れてみたけど、うまく社内に広まらないからUXの取り組みを辞めてしまう。立場や業務上の決裁権がなく、何もできないと諦める人は多いのではないでしょうか。
しかし、今回のディスカッションで捉えた、「視点」によって解釈が変わることに気付きました。
現状の問題の捉え方、UX推進するための「視点」を持てていれば、長期・短期とわざわざ分断する必要もないことに気が付きます。
「長期のUX、短期のUX」と捉えてしまう考え方はどういうことか、一緒に考えながら動画を見ていただくと、ご自身の捉え方も変わってきます。是非ご覧ください。