流行りはシステム1で作られる

街を歩いていると類友だな。と思うことがあります。同じような服やヘアスタイル・バックなどの持ち物もお揃い。一緒に購入したわけではなさそうな商品だけど、どことなく似ている。そんな様子を見たことはありませんか?

なんで同じような洋服になってしまうのだろう?と思っていましたが、それは、なんと!思考モード、システム1の仕業なんだ。と考えるようになりました。

流行りはつくられるもの

私は学生時代にアパレルのバイトをしていました。そのお店の横には雑貨屋があり、卸の方が月一で新商品を持ってきてくれます。その時、輪ゴムのモンスターのキーホルダーを持って「今は、これが流行っています。」と見せてくれたました。輪ゴムのような素材に目がついているだけのキーホルダーでこんな商品が売れるの?と私は正直思いました。

しかし、その後で、いくつかの雑誌に掲載されているのを見たり、実際に、かわいいと言って、購入する人がたくさんいてビックリしました。

はじめは、「え!、こんなゴムのキーホルダーのどこが?」となりましたが、何人か購入して、それをつけている姿を見て、また、購入する人が増える…そんなサイクルがあると感じるようになりました。しばらくして、同じバイト先で流行りは作られると聞きました。

これまた私にとってはビックリした内容でした。流行りは自然発生的に生まれると思っていたので、そうなんだー!と驚いた経験があります。

広告をずっと打つ理由

同じ広告を何度も目にすると、「またか、なんで同じ広告を何回も出すの?」と昔は思っていました。

ただ、1度見た広告を全部覚えていられない。自分が欲しいと思っている情報しか目に入らない確証バイアスや、一度知るとそればかりが目に入るようになるバーダー・マインホフ現象が生じます。これらのバイアスは、人によってタイミングが異なるので、同じ広告だとしても何度も出すことに意味が出てきます。

他にも、何度も目にする単純接触が多くなることで、「何度も広告に出ているから信頼できるかも?」などと、信頼が湧いてきたり、良いもの、可愛いものと思えてきたりします。不思議ですね。

見慣れると可愛く見えてくる

これらの心理が重なることで、仲の良い友だちとはいつも一緒にいるので、友達が持っているものが可愛いと思えてきます。すると、自分もいざ購入するタイミングで自然と、同じような服装や持ち物をつい選択してしまうことになります。

好きなタレントがCMに出ていたものが良く見えるのも、これらの効果からかも知れませんね。また、同系のモノを持つことで組織に所属している帰属意識から安心感も発生します。

黒いマスク

今では黒いマスクも一般的ですが、私は初めて黒いマスクを見た時、少し怖いイメージがありました。普通の一般人でも、ちょっと悪そうにさえ見えていました。

日本よりも韓国では少し早く一般的に使われていたのですが、それは、韓国の文化だからかな?と思っていました。

そんな私ですが、慣れると逆にかっこいいとさえ思えてきて、今ではスポーツジムで使うマスクは黒です。シャープに見えるからかな。なんて言い訳しています(苦笑)。

自分自身も環境下の中で影響を受けているんですね!

まとめ

  • かっこいい・可愛いなど感覚で決定しているシステム1は、何度も繰り返し見ることで変わってくる
  • 自分自身もそのような環境下にいると同じ感覚になってくる
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大本 あかね

UX DAYS TOKYO オーガナイザ/デジタルマーケティングコンサルタント 著書 ・ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザインGoogle Search Consoleの教科書 毎年春に行われているUX DAYS TOKYOは私自身の学びの場にもなっています。学んだ知識を実践し勉強会やブログなどでフィードバックしています。 UXは奥が深いので、みなさん一緒に勉強していきましょう! スローガンは「早く学ぶより深く学ぶ」「本質のUXを突き止める」です。